はじめてのプロガイド
今回は釣行記録の番外編。
琵琶湖のプロガイド「にっしいガイド」のボートに乗船しガイドしてもらった。
実はプロガイドのボートに乗るのはこれが初めてである。
一般的にはバスボートオーナーになる前に、何回かプロガイドを利用してボートのことやバス釣りのことをお勉強することになっているらしい。
私の場合は、それを省略していきなりバスボートを買ってしまった。
もちろん、マイボートで琵琶湖へ出船するようになってからも、一度プロガイドを利用してみたいとは思っていた。
プロのガイドがどのような釣りをしているのかは、非常に気になるところではある。
ただ、なかなかその機会がなかった。
ガイド料金は庶民にとって安くはない。
そして人気ガイドは予約が取れない。
いったいどのガイドにお願いするのが自分にとってプラスとなるのか、良く分からない等々。
今回たまたま、マリーナで懇意にさせてもらっているボートオーナーのTさんから、一緒にガイドを受けませんかとの誘いがあり、同船させてもらう運びとなった。
「にっしいガイド」とは
本名:西平 守吉
所属マリーナ:淡海マリーナ
概要:DSTYLEのプロスタッフ。琵琶湖の超人気プロガイドで安定した釣果を誇り予約困難。
詳しくはにっしいガイドサービスを参照
ボート、タックルなど
集合は午前8時。
淡海マリーナの艇庫内にあるにっしいのガイド艇、ベクサスボート前に集合した。
ほんの一週間ほど前ににっしいが乗り始めたばかりの、ピカピカの新艇。
以前はブルーのボートだったのが、ブラックに変わった。
ボートはリース契約をしていて、リース期間が終了して新しいボートになったとのこと。
にっしい、Tさん、私の3名で今日は釣りをする。
本日使用したタックルは3本。
・ベイトタックル ノーシンカー高比重ワーム用
・スピニングタックル ミドスト用
・スピニングタックル ネコリグ用
乗船する人数にもよるが、余り多くのタックルはボートに載せられない。
にっしいから事前に指示があったタックルを3本用意した。
午前の部
出船前に雨が降り出す。
風が吹く予報だが、雨が降るとは聞いていない。
すぐに止みそうな気配もあり、しばらく待つか迷いつつも、朝一でたたいておきたいポイントがあるとのことで出船する。
なお、今日回ったのは南湖の西岸エリア。
一日中西風が強かったため他のエリアには行けなかった。
にっしい艇のコンソールには3台魚探が付いている。
ローランス、ハミンバード、ホンデックス。
釣りをする前に、魚探を見ながらポイントの説明を受ける。
ふむふむ、なるほど、ここにこんな物が・・・。
勉強になる。
ハミンバードは最近使い始めたようで、サイドイメージで地形を見ている。
画像に入るノイズに試行錯誤中とのこと。
そういえば私のハミンにも同じようなノイズが出ている。
ローランスで魚の有無を確認している。
ホンデックスも他の魚探と映り方が違うから必用らしい。
最初のエリアではノーシンカー高比重系ワーム”SVSB MEGA”をキャストした。
同船のTさんはこの釣りを得意としている。
普段この釣りをやっていない私は、にっしいに一からやり方を教わる。
雨はいつの間にか上がった。
キャストする方向まで指示してもらって至れり尽くせり。
しかしノーバイトの時間が続く。
今日はトーナメントが開催されていたり、強い西風が吹いていることなどで、南湖西岸エリアには結構な数のボートが集まっている。
にっしいが考えているポイントに入れなかったりもする。
しかし、さすがプロガイド、ここがダメでもあそこといくらでも引き出しを持っている。
そろそろお昼の休憩といったタイミングで、ライブスコープにバスの反応がガッツリと出る。
カバーにピッタリと10匹以上バスらしき生物が映っている。
根掛かりの可能性はあるものの、にっしいから”ビローラ”のミドスト投入の指示が出る。
強風で飛距離が出ないなか”ビローラ”をキャストしていると、Tさんのロッドが曲がった。
本日の1匹目、良型のバスをTさんがゲットした。
厳しい状況の中、にっしいも結果が出てほっと胸をなでおろす。
私のロッドも2度ほど曲がったがフックアップせず。
ミドストのバイトはほぼ重くなるだけだから、魚だったのかウィードやカバーに引っ掛かったのかは良く分からない。
ロータリーピアで休憩
ロータリーピアでお昼の休憩をとる。
私にとってプロガイドも初めてだが、ロータリーピアも初めてだ。
ここは雄琴港の南にあるマリーナで、しっかりとしたレストランが併設されている。
陸上からだけでなく、マリーナの桟橋にバスボートを自由に停めて利用できるようになっている。
(※停めていい場所は決まっているから注意)
本日開催しているトーナメントのウェイイン会場になっていて、その準備が進められていた。
お手軽なランチセットが売り切れのため、アラカルトメニューから選んで食事をした。
美味しくてボリュームもあり、バスボートの客にはドリンクがサービスで付く。
ランチセットなら1,000円、アラカルトでも1,500円そこそこでコスパも悪くない。
釣りのときに落ち着いてお昼を食べたいならいい施設だと思う。
午後の部
昼食後は沖目のリングビアウォーレイが生えているエリアをやってみる。
ボートポジションを変えながら、”SVSB MEGA”をキャストしたがノーバイト。
最後に今日釣れたエリアへ再び入る。
ライブスコープを見ると、相変わらずバスが溜まっている模様。
キャストするのは”ビローラ”のミドスト一択。
バスはボトムやカバーにピッタリ付いているようで、浮かせすぎれば反応せず、沈めすぎれば根掛かりと簡単ではない。
今度は私のロッドが曲がるとはならず、ロッドが曲がったのはまたしてもTさん。
本日2匹目のバスをTさんがキャッチした。
バイト連発とはいかず本日の釣果は船中2匹。
帰着時刻を少し過ぎてマリーナへ戻り「にっしいガイド」は終了した。
あとがき
今日はバスが集まっている場所でしっかり狙うと、ポロっと釣れるという状況だった。
バスの動きをきちんと把握しているところ、釣り方の指示も的確なところ、さすが超人気ガイドにっしいである。
ちなみに、今日開催のトーナメント、参加約80名のうちウェイイン約10名という厳しい結果だったらしい。
自分が釣れなかったのは残念だが、普段やらないエリアで釣りをしたり、魚探の見方や、ノーシンカー高比重系ワームのやり方など、いろいろ勉強させてもらった。
釣りに行き詰ったときなど、たまにプロガイドを利用するのも悪くないと思った。
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