鎌倉紅谷「クルミッ子」を買った

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たまにはバス釣りと関係の無い記事を書いてみます。
大丸東京店にて鎌倉紅谷のお菓子「クルミッ子」を苦労して購入しました。

「クルミッ子」とは

鎌倉にある老舗菓子メーカー、鎌倉紅谷を代表するお菓子です。
昔からある商品ですが、なぜか突然人気が急上昇し、近年では購入困難となっています。

砕いたクルミをキャラメルに混ぜ、上下をサクサクのバター生地で挟んだ焼き菓子です。
一口サイズの大きさで、来客時にお茶と一緒に添えて出すのにぴったりなお菓子です。
パッケージに描かれているリスも可愛く、人気の一端となっているようです。

クルミッ子

サイズ展開は4種類。
紙のパッケージで5個入、8個入、16個入。
缶のパッケージで10個入があります。

購入困難で幻の商品に

鎌倉紅谷は鎌倉を中心に、神奈川県内に幾つか店舗があります。
数は少ないのですが百貨店にも出店していて、その内の一つが大丸東京店です。
関西では阪急うめだ本店で購入できます。

購入困難になったのは2年くらい前からでしょうか。
東京へ行った際に大丸東京店を覗くと、午後に行くと既に完売しており、お昼前くらいに行くと数十人の行列ができています。
行列に並んでまで買う気にはなれず、昔から「クルミッ子」が好きだったファンとしては悲しい思いしかありません。

大丸東京店に並ぶ

購入したのは、世間が年末の休暇へ入る直前の平日でした。
新幹線で10時ちょっと過ぎに東京駅に到着しました。
この時間なら行列も少ないのではと期待をして、用事を後回しにして八重洲北口改札を出ます。
大丸東京店は改札を出たら目の前です。

百貨店の外側にできている「クルミッ子」目当ての行列がすぐに目に入りました。
2ヶ月ほど前にお昼頃のぞいた時よりも大勢並んでいるではないですか。
ざっと数えて70~80人くらいいます。
みんな10時の開店前から並んでいるのでしょうか。

いつもなら買うのを諦めるところですが、今回は並んでも買うと決めて東京都区内有効の切符で東京駅の改札を出ました。
本来なら所用でもう少し先まで行くところを途中下車したのです。
こうなったら意地でも並びます。

並んでいる途中、残り個数についてのアナウンスがあります。
「『〇個入』残り△箱、『◇個入』残り▲箱、・・・」

一人10箱まで購入できるようです。
みんな、年始に配るのでしょう、何箱もまとめて買っていきます。
全員が10箱購入したらあっという間になくなってしまいます。
果たして買えるのだろうか、もっと購入個数を制限してくれないものか、など思いながら並び続けました。

並び始めてから1時間15分後、ようやく順番がまわってきました。
残っていたのは、『紙パッケージの5個入』と『缶の10個入』でした。
缶については一人2個までと制限が厳しく、また割高なのでバラ撒き用としては需要が少ないのでしょう。

迷わず、缶入りを1つ購入しました。
もちろん自分用です。
すでに缶は1つ持っていますが、ファンとしては2個あってもいいのです。

クルミッ子10個入(缶)

販売時は缶がプチプチで包装されています。
プチプチを留めるシールにもキャラクターのリスが描かれていました。
このリスが手に持っている物はくるみではないようですが、何なのでしょうか?

缶の大きさは、縦15.8×横12.3×高さ3.8㎝です。
表にはキャラクターが、裏にはクルミが描かれています。
こちらのリスはクルミを手に持っています。

缶を開けるとクルミッ子が10個きれいに並んで入っています。

缶を開けたところ

クルミッ子の個別パッケージです。
大きさは縦2.2×横5.3×高さ2.3㎝です。
こちらには子どものリスも描かれています。

賞味期限は購入から50日くらいになっていました。

サクサクとしたクッキー生地と、しっとりしたキャラメルの食感は絶妙です。
味は、キャラメルのちょっと焦げたようなほろ苦い甘さです。
久し振りに食べましたが、やっぱり美味しいです。

番外編

なお、大丸東京店には、もう一つ行列が絶えないスイーツの店があります。
「N.Y.C.SAND」ニューヨークキャラメルサンドなるお店です。
偶然の一致でしょうか、こちらもキャラメル系のお菓子ですね。
キャラメルをクッキーで挟んでいるところも一緒です。
こちらの方が「クルミッ子」よりもバリエーションがあって、少し豪華です。

そもそも行列するのは好きではありません。
今回は「クルミッ子」の行列に並びましたが、どっちか並んで買ってこいといわれたら、特別な思い入れがなければ「N.Y.C.SAND」をお勧めします。

後書き

「クルミッ子」は見た目も味も良くお気に入りのお菓子で、賞味期限が長いため御遣い物としても便利な存在でした。
しかし、入手困難さと話題性が先行して、人にバラまいて自慢する商品となってしまった様です。
そしてAmazonでは転売ショップが高額で販売しています。
好きで食べたい人が気軽に食べられなくなった状況を、鎌倉紅谷さんも嘆いているのではないでしょうか。

ちなみに直営のオンラインショップでも購入できます。
送料が掛かりますが、いくつかまとめ買いをするなら、ありだと思いました。
ただ、こちらも入荷直後に完売という争奪戦になっているようで、鎌倉紅谷ホームページにも「1~2分で完売する商品があります」との記載があります。

売れなくて商品や会社が無くなってしまうのは嫌ですが、変な人気のために本当に好きな人が買えないというのはとても悲しいことです。

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