前日の土曜日は、ボートにガソリンを入れるついでに出船した。
オーナーズカップに向けての最終確認を行う。
木浜のウィードフラットアウトサイドで良型を1本キャッチする。
しかし、新しいエリアの開拓や、風が出た時の釣り方を見つけることはできなかった。
そしてボートに大きな問題が発生した。
フロントデッキのセンターストレージ、出船前に蓋が少し緩んでいることに気が付く。
接続部を見ると少し隙間ができていて、ビスが何本か折れているのが分かった。
本番は明日で修理をお願いしている時間はない。
開け閉めの際は優しく動かすように気を付けたものの、釣行後の片付けをしているときに遂にふたが外れた。
タイミングは最悪で、果たして無事に大会を乗り切れるだろうか。
そして大会当日を迎える。
時間 7:30~13:30 天候:晴れ 水温:21℃ 放水量:15㎥/s 場所:木浜
<今日の課題>
朝のミドスト
風が吹く前にミドストでいいサイズをキャッチしたい。
釣りの前に解決すべきはセンターストレージの蓋問題。
ストレージ内の物は取り出し、蓋を外して出撃することを考える。
近くにボートを停めているオーナーさんに話をしたら、マリーナに相談すれば30分くらいで直してくれると教えてもらう。
マリーナのスタッフに説明すると、すぐに見に来てくれた。
そして外れたビスの打ち直しをしてくれることになる。
しかし、ビスの穴が緩くなっていて短時間では修理できないことが判明する。
予定通り蓋を外して出撃する。
準備するタックルは3本のみ。
内訳はメインのミドスト用スピニングロッド、
フリーリグ用のベイトロッド、
巻物用のベイトロッド。
以上である。
なお巻物はスイムジグを考えていたが、今朝になってスピナーベイトに変更することを決めた。
今日は他のトーナメントも開催されるため、いつもよりは出場するボートが少ない。
いい魚をキャッチできれば入賞できる可能性がありそうだ。
7時30分、試合開始。
木浜沖のウィードアウトサイドへ向かう。
予想どおり船団ができているが、狙っていたところには無事入ることができる。
出だしは悪くない。
ミドストには問題ないレベルの南西風が少し吹いている。
低気圧の通過で風が出る予報のため朝が勝負と考える。
ミドストを投入すると、順調に小バスが釣れる。
そのうちデカバスが混ざる予定になっている。
しかしデカバスが来る前にバイトが少なくなる。
ストレージの蓋がないのは思っていたよりも不便だ。
フロントデッキにぽっかりと大穴が空いているから、脚を踏み外さないように気を付けなければならない。
なるべくリアデッキで釣りをするようにする。
場所を少し変える。
小バスは釣れるがデカバスは喰ってこない。
9時過ぎになると風が出てきた、予報どおりである。
バイトが遠のく。
ラインが風であおられてうまくレンジがキープできていないようだ。
ジグヘッドを1/20ozから1/16ozに重くする。
あたりが出てくるも小バスしか掛からない。
風が強まってミドストの限界を迎える。
ここまでで25~30㎝くらいを3本キープしている。
上位入賞には程遠い。
ウィードエッジの外側で、南風にボートを流してスピナーベイトをキャストする。
ボトム付近をスローロールしていると、ゴンゴンと反応がある。
よっしゃー、デカい。
スピナーベイト大正解。
取り込む態勢に入ったとき、一瞬ロッドの曲がりが緩くなる。
次の瞬間、大物は逃げて行った。
うぉ~、マジか~、がっくし。(T_T)/~~~
大事な状況でやらかした。
しばらくこのロッドでバスを掛けていなかったから、扱い方を間違ってしまった。
練習は大事である。
そのままスピナーベイトを巻き続ける。
風向きが南西に変わり、ウィードエッジと並行にボートを流すのが難しくなる。
二度目のバイトは来ない。
やや風が弱くなる。
さあどうする、ここが運命の分かれ道。
巻き続けるか、ミドストに戻すか。
風向きを考えてミドストを決断する。
ジグヘッドの重さを1/20ozに戻してミドストを再開する。
風向きはほぼ西でミドストには強めの風、投げる方向は風下一択。
ウィードエッジとの距離調整でボートポジションに苦労する。
ここがズレると極端にバイトが減る。
うまくはめられずバイトは少ない。
釣れても小バスで入れ替えできない。
そのまま終了時間を迎えた。
スピナーベイトで掛けたところまでは良かったが、そこまでだった。
プラクティスで巻いて釣れなかったことが敗因といえる。
今日のメインスポンサーはデプスさんで、表彰式の司会はプロガイドの川﨑了さん。
優勝者は北湖の水深10mでサカマタシャッドのミドストをしたとのこと。
朝一でリミットを揃えてその後はバイトが途絶えたと言っていた。
ジャンケン大会でも結果は出ず。
収穫は参加賞のデスアダー4inとデプスのステッカーだった。
なお、ストレージの蓋はビスを打つ位置を変える対応となった。
競技中に修理作業をしていただき、大会後にボートに取りつけてもらった。
トーナメント開催という忙しい中での迅速な修理には本当に感謝である。
<本日の結果>
小バス10数本。
<考察>
スピナーベイトの1本をキャッチしていても1位にはなれなかった。
ミドストでいいのが獲れるかは運にもよる。
風への対応策を持っていないことが喫緊の課題である。
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