雨の釣行での必需品、リストバンドの製品レビューです。
リストバンドの必要性
ゴアテックスのレインウェアを着ていれば、理論上は雨に濡れないはずです。
しかし、実際にはいろいろなところから水が浸みて来て、中の服までびしょ濡れになることが良くあります。
そんな浸水経路の一つが袖口です。
レインウエアの袖口をどんなにピッタリと閉じていても、雨はじわじわと浸みてきます。
浸みた水が中に着ている服の袖を伝って、手首、肘、上腕と時間とともに肩の方まで濡れて行きます。
こうなると、寒さで震えて釣りどころではありません。
この袖口からの浸水を防ぐのが、ゴム製のリストバンドです。
防水素材のリストバンドでレインウェアの袖口に蓋をします。
それでも完全に浸水を防ぐことはできませんが、リストバンドを着けないよりかはよっぽどましになります。
アクアテクト リストバンドが新しくなった
モンベル製のリストバンド「アクアテクト リストバンド」が新しくなりました。
ちなみに、最近新しくなったのではありません。
前にカタログを見て、「あ、少し長くなってる。新しくなったみたい。」と思いました。
そのうち買い換えようと思っていながら、なかなか行動に移せず、ようやく買い換えた次第です。
素材はクリマプレンでネオプレンの親戚みたいなものでしょう。
サイズはS,M,Lと3種類あり、2個セットで税込み価格1,980円です。
新旧製品の比較
旧製品と比較すると、かなり大きく変わっています。
所詮リストバンドなので、特別な機能が付いたとかではありません。
外観の変化です。
写真左が旧製品、右が新製品です。
見た目が全然違います。
同じ用途の物とは思えません。
- 長さ
2.5倍くらい長くなりました。
長くなった分、防水性能が上がったのでしょうか。 - 素材の厚さ
素材がかなり薄くなりました。
伸縮性が高まって、着脱がしやすくなりました。
手首やレインウェアへの密着度が上がって、防水効果も高まりそうです。
この2点が大きく変更されています。
素材が薄くなったことで、耐久性がどうなるのか少し不安です。
着け方
長くて薄くなったことで、一部を折り返して装着することが可能となりました。
そうすることで、防水性能が高められると説明に書いてあります。
1)当然ですが、太い方から手を入れて手首に装着します。
2)そして一度、手の方向にリストバンドを裏返します。
3)レインウェアの袖をほんの少しだけ(写真矢印の分くらい)、裏返ったリストバンドに重ねます。
4)重なったところからリストバンドを折り返して元に戻して装着完了です。
矢印の部分は、リストバンドが折り返されています。
防水効果はいかに
実際に使用してみました。
雨の中、8時間釣りをした結果です。
「素晴らしい全く濡れません」ということにはなりませんでした。
レインウェアの中に着ている服の肘くらいまで少し濡れます。
同じ状況で比較していませんが、旧製品よりは濡れなくなった気がします。
リストバンドの限界なのでしょうか。
しっかり密着しているようなのになぜか濡れます。
外すときに素材が薄くて破けそうになるのが気になりました。
そう簡単には破けないと思いたいです。
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