琵琶湖に住むまで

琵琶湖浮御堂(近江八景) その他

私が琵琶湖に住むまでの体験談です。

別に湖上生活をしているわけではありません。(^_^)
厳密にいうと「琵琶湖周辺に住む」でしょうか。<2020年9月21日追記>

ご存知の通り、琵琶湖は日本最大の湖です。面積669㎢、湖岸線の長さは241㎞になります。
滋賀県の大部分を占めているイメージがありますが、実際は1/6の面積だそうです。

琵琶湖のどこへ

これだけ広い琵琶湖なので、琵琶湖のどこに住むかがとても大事です。
このサイトを見ている人なら、“琵琶湖の近くへ住む=琵琶湖でバスを釣る”となるはずです。
つまり琵琶湖のどこでバスを釣りたいか、ということです。

もちろん、滋賀県に土地勘のある人なら、違う考え方もできます。
バスはここで釣るけど、生活するならこの辺が便利という決め方もあるでしょう。
しかし、滋賀県と全く無縁であった私は、ただただバスを釣るならどこに住むか、でスタートしました。

南湖or北湖

まずは、南湖か北湖かの検討です。

広大でディープエリアが控える北湖も魅力的でしたが、比較的小型のバスボートでも釣りができること、琵琶湖で開催されているトーナメントのエリアは南湖を中心としていることなどを考慮して、南湖をメインに釣りをすることにしました。
琵琶湖といえばウィード、ウィードといえば南湖という、私の勝手なイメージも影響しています。

ボートヤード

つづいて、ボートヤード(駐艇場)の把握です。
南湖には数多くのバスボート用ボートヤードが存在しています。
ネットでググると、様々なボートヤードの情報が検索できます。
気が付いたのは、東岸と西岸にあるボートヤードの数には、かなり偏りがあるということです。
ボートヤードのほとんどが西岸に集中しています。

実際に購入したバスボートを、どこのボートヤードに預けるかは、今後決めることになります。
ただ、どうせ住むならボートヤードの近くがいいと思っています。
また、ボートヤードにもピンキリがあるという話は聞いています。
そこで、選択の範囲を広げるためにも、多くのボートヤードが存在する南湖の西岸に住むことにしました。

条件

場所以外の条件です。
2LDK程度で、駐車場付、一軒家か、テラスハウス(テレビ番組ではありません)か、集合住宅の1階、を条件としました。
間取りは家族構成によって人それぞれですが、この太字にした最後の条件は、重要だと思います。
両手で持ちきれないほどのタックルを、毎日車へ積むために、階段やエレベーターで運ぶことは考えたくもありません。

実際に、バスボートで釣りをするようになって、この太字の条件はあまり重要ではないことが分かりました。
基本的に、タックルはバスボートのストレージに保管します。
そのため、両手に持ちきれないほどのタックルを、毎日運ぶことはありません。
タックル以外の荷物はあるので、1階に住むのに越したことははありませんが、2階以上に居住しても対応はできると思います。
(2019年3月20日追記)

物件探し

条件にあう物件をネットで検索すると、意外と多くの物件が出てきました。
ネット掲載の物件はコマセである(客寄せのための空物件)とか、すぐに先約が入って借りられないなどの噂を聞いたことがありますが、問い合わせるときちんと詳細な情報を回答してもらえました。

当時私は東京に住んでいました。
遠距離恋愛ならぬ遠距離物件探しです。
物理的にも、経済的にも、何度も現地に足を運ぶことはできません。
新幹線で往復すると3万円弱かかります。

ネットで十分に検討を重ねたうえで、現地の不動産屋を訪問しました。
物件の確認はもちろんですが、駅前の状況、お店、道路など住む予定の地域の状況確認が重要です。
ついでに、バスボートのディーラーも訪問しました(バスボートの購入(その3 モデル、エンジン、オプションの決定))。

内見した物件は気に入らなかったので、後日その不動産屋から追加で物件を紹介してもらい、その中から選んで決めることとなりました。
室内の写真、グーグルマップでの現地状況確認などをもとに、実際に物件を見ないでの決定です。
不動産屋を訪問したのは、初回と鍵引き渡しの計2回、あとはメールと郵送による書類のやりとりでした。

プータローでも

余談になりますが、プータロー(無収入)でも賃貸契約ができるのか、という疑問にお答えします。

通常は、保証人の有無と、職業、収入によって審査されます。
最近は、保証人がいなくても、保証会社に申し込むことを条件に入居できるケースが多くなっています。
また、保証人がいれば、収入がなくても借りられることがあるようです。

私の場合、人に迷惑を掛けたくもなく、保証人を立てるつもりはありませんでした。
保証人無しの収入無しという、非常にハードルの高いケースでした。
実際に、審査で落とされた物件がありました。

しかしながら、中には預金残高で審査をしてもらえる物件もあります。
家賃と、預金残高を比較しての審査です。
それなりの預金はあったために、無事契約することができました。

保証人、収入、預金この3つのどれかがしっかりしていれば、契約できる賃貸物件が存在すると考えていいと思います。

そして今住んでいるのは

今私が住んでいるのは、琵琶湖南湖の西岸、滋賀県の大津市で最寄り駅は堅田です。
電車で京都までは30分程度です。
琵琶湖大橋も近いので、もしもボートヤードが南湖東岸になっても、それほど苦労はないと思います。
駅までは歩いて三十分くらい、バスもありますが、1時間に1本でほとんど使い物になりません。

小売店、飲食店などは堅田駅周辺に集中していますが、南北に通る幹線道路沿いにも、大型のスーパー、ドラッグストアー、ホームセンターなどがあります。
いざという時は、ネットでアマゾンもあるので生活には困りません。

間取りは2DK 、集合住宅の1階で敷地内に駐車場があり、家賃は駐車場代を含めて7万円弱といったところです。
内見せずに決めたので不安はありましたが、写真どおりの物件でした。
鉄筋鉄骨造りではないため、上の階の足音はかなりの騒音です。

交通事情

釣りのためにはもちろん必要ですが、バスが不便なので自動車がないと生活が難しい地域です。

それにしても、車の多さには辟易します。
琵琶湖西岸を南北に貫く幹線道路は、年中渋滞しています。
裏道もびっくりするほど車が通ります。
車の数に比べると、歩いている人がほんとに少なくて驚きます(子供と高齢者以外に歩いている人がほとんどいません)。
ほんのちょっとした距離でも、みんな車に乗っているのではないでしょうか。

終わりに

トーナメントプロや、プロガイドの方を始めとして、これまでも多くの人が琵琶湖を求めて滋賀県に引っ越したのではないでしょうか。
琵琶湖が素晴らしいバスレイクである限り、これからも琵琶湖の近くに住みたいと思う人は出てくることでしょう。
害魚として駆除するだけが、環境問題の解決策ではないはずです。
バスマスターを目指す者として、バスフィッシングを取り巻く環境改善を含めて、活動していきたいと考えています。

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