釣りをしている最中に、エレクトリックモーターを上げ下げする紐(ワイヤー)が切れると困ってしまいます。
でも安心してください。
紐が切れてもエレキは上げ下げできるのです。
紐(ワイヤー)が切れた!
それは突然起こります。
もちろん定期的に点検をしていれば防げるのですが、そもそも素人だと何をどうやって点検すればいいのかが分かりません。
エレキを上げようと(下げようと)して紐を引っ張ると、ブチッという音とともにいきなり紐が切れます。
ロックの外し方
エレキを上げた状態や降ろした状態では、動かないようにロックが掛かります。
紐を引っ張ることでそのロックが外れる仕組みなのですが、部品を上手く動かせば紐が無くてもロックを外せます。
下げるとき
下げるときは簡単です。
写真の黒い部品を手前に引くと、ロックが解除されます。
手で簡単に動かせます。
上げるとき
続いて上げるとき。
これはちょっと工夫が必要です。
どの部品を動かせばいいのでしょうか。
フレームの影になって分かりにくいのですが、この黒い樹脂製部品です。
元々、この部品が紐と連動して動く仕組みになっています。
ただし、マウントのフレームが邪魔をして、この部品を動かすのは簡単ではありません。
動きを観察してみると、黒い部品と一緒に、スチールの部品が動くのが分かります。
エレキのマウントの根元に露出しているこの部品です。
この部品を適当な工具で押し込むことで、ロックが解除されます。
ロープを使う
ロックを解除できても、重量のあるウルトレックスを素手で上げ下げするのは困難で、危険でもあります。
紐で引っ張るから、上げ下げできていたのです。
そこで、係留ロープの登場です。
もやい結びで係留ロープに輪っかを作ります。
その輪っかをウルトレックスの本体に引っ掛けます。
強度のない場所に引っ掛けると、ウルトレックスが破損する恐れがあるので気を付けましょう。
ロープを引っ張ることで、ゆっくりと降ろすことができ、力を入れて上げることができます。
まとめ
今回はミンコタのウルトレックスの場合でしたが、他のモデルや他社のエレキでも仕組みはあまり変わらないと思われるので、応用できるのではないでしょうか。
もちろん、あくまでも緊急避難的な方法です。
貴重な時間と経費をかけた一日が無駄になることがないようにと、記事にしてみました。
マリーナに戻ったら、きちんと紐(ワイヤー)を修理しましょう。
コメント