フルタイムのバスアマチュア生活3ヵ月を終えて

私が滋賀県へ移住し、琵琶湖でのバスフィッシングを始めて既に3ヶ月が経過しました。
ここで一つ、これまでの経緯を振り返ってみます。

タックルを購入するまで

5月末に滋賀県へ転居して来て、引越の後片付けや、各種転入手続きに約2週間かかりました。
その後四半世紀振りに、バスフィッシングのタックルを新規購入しました。

バスマスターを目指す者として、ある程度の数のタックルを揃える必要があります。
高価なタックルは、もちろんそれなりにメリットがあると思いますが、あまり贅沢はできません。

だからといって、安物買いの銭失いにはなりたくありません。
釣りをしている知り合いも、既に周りにはいない状況で、ネットを頼りに情報収集をしました。

将来のバスマスターに選ばれたのは、ロッドはシマノのエクスプライドシリーズで、リールは同じくシマノのバンタムMGLでした。
共に、実売価格2万円台で購入できる製品です。

エクスプライドシリーズは、ベストなんちゃらに何度も選ばれているようで、実績十分でした。
バンタムMGLは、あのバンタムシリーズが復活すると、話題性十分でした。

最初のタックルは、手返しの速さと、広範囲に探れることを優先し、巻物用のベイトタックルとしました。
エクスプライド170-MGに、バンタムMGLPGライトの組み合わせです。

最初の一匹を釣るまで

タックルのインプレは、改めて行いますが、まずはそのタックルを握りしめ、近所の浮御堂エリアへ歩いて通う日々が続きます。
都会暮らしが長かった私は、年季の入ったペーパードライバーで、まだ車を所有していませんでした。

私の中の琵琶湖のイメージは、「バスがデカい、魚影が濃い、良く釣れる」でした。
でも、実際に釣りをしてみると、最後の「良く釣れる」は間違いであることが分かってきました。
少なくとも、「誰にでも良く釣れる」ではありません。

最初のうちは、デカいトップウォータープラグをぶん投げて、悪くても1匹くらいは釣れるだろう、と思っていました。
でも、アタリすらない日が続きます。
ようやく最初のバスを手にしたのは、1週間くらい経ってからです。

記念すべき移住1匹目のバスは、スタッガーオリジナル5inのノーシンカーただ巻きによるものです。
ようやく手にした25年振りのバスは、嬉しさひとしおでした。

ハイドアップのワーム、スタッガーオリジナル5in

ハイドアップ・スタッガーオリジナル5in、がまかつオフセットフック 321 5/0

その後も苦戦は続く

その後程なく、人生初の50UPをキャッチすることにも成功します。
かつて10年くらいかけて手が届かなかったところへ、わずか1週間で到達しました。
「バスがデカい」は間違いありません。

釣れればバスはデカいのですが、良く釣れるようには、なかなかなりません。
6月下旬には車を手に入れて、行動範囲が格段に広がりましたが、釣果は格段に良くなりませんでした。
1週間に1匹くらいのペースが続きます。

徐々にタックルを買い足し、いろいろなエリアを周り、釣り方や場所を試していきました。
とりあえず南湖限定で、車を気軽に停められる東岸を中心に、釣りをする日が続きました。

釣果が出るように

少しずつ釣果が良くなってきたのは、ようやく8月も下旬の頃からです。
一つの釣り方がダメでも、あの場所で、あのルアーを投げれば、何とかなるのではないか、と思えるようになってきました。

ただし、これは季節が釣れるようになってきたから、とも考えられます。

水温が低下し、アオコで悪化していた水質も改善され、バスが釣れる状況になってきているのは確かです。
私の腕が上がったからとは言い切れません。
でも、結果が出ていることを、素直に喜びたいと思います。

新たな問題

釣果が良くなった一方で、このところ、新たな問題が生じています。

長年の不摂生も影響していると思われます。
3ヶ月の間、ほぼ毎日5、6時間ロッドを振り続けてきたことで、腕と肩が悲鳴を上げています。
初めのうちは、ロッドを振る右手に疲労がありました。
ところが最近は、ロッドを支える左手が苦痛です。

パワーのあるロッドを使うことが増えたからでしょうか、左腕から肩、首にかけての疲労が取れません。
寝違えたかのように、首が左へ曲がらないこともあります。
指先には痺れが出ています。

アメリカのバスプロ、リック・クランは70歳を過ぎても現役ですし、ケビン・バンダムも私より年上です。
まだまだ老け込む年ではありませんし、挑戦は始まったばかりです。

こんなはずではなかったのですが、無理をして、肩を壊しては元も子もありません。
回復を図りつつ、少しずつ、でも確実に、バスマスターへの道を歩んで行きたいと考えています。

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