ツールケースの決定版
いろんなサイズが揃っていて、小物の収納に重宝するツールケースの決定版、メイホーのバーサスシリーズ。
使っている人も多いのではないでしょうか。
私も陸っぱり用のルアーケースや、フックやシンカーなどのケースとして使用しています。
サイズのバラエティーはもちろん、縦と横は同じサイズで深さが違うものや、ケースサイズが同じで仕切りの大きさだけ違うものなど、とてもバラエティーに富んでいます。
システマティックな収納のために、欠かせないものとなっていますが、少し困ったことがあります。
仕切版をばら売りしていない
ルアーを収納する場合には、足りなくなることはないのですが、小物を収納する場合に、ケース内を区切る仕切板が足りなくなることがあります。
『VS-3020NS』は、サイズが255×190×28mmで、そこそこの大きさがありながら、深さが浅く(3㎝弱)、中の仕切りも細かいために、ワームフックやシンカーを整理するのに適しています。
ところが、仕切板が16枚しかないので、細かく仕切ろうとすると、仕切板が足りなくなります。
ちなみに、この仕切板は非常に優れモノで、ケース本体に付いている溝の、凸と凹のどちらにも嵌るようになっています。
仕切板をばら売りしてくれるとありがたいのですが、残念ながらメイホーで対応してくれていません。
同じケースをもう一つ買えば、もちろん同じサイズの仕切板は手に入ります。でも、そうすると買い足したケースの使い道に困ってしまいます。
仕切版を自作する
そこで、売っていないなら作ってしまおうと、考えました。
ケースの素材がポリプロピレンのため、同じ素材の板か、アクリル板などを加工すれば用が足ります。
まずは、ホームセンターへ行って、材料探しです。
ケースの凸部分に嵌めるには1㎜の溝が必要で、凹部分に嵌めるには5㎜の厚さが必要です。
最初は薄い板を貼り合わせて、1㎜の溝をもった5㎜の厚さの仕切板を作ろうかとも思いました。
しかし、あまりにも加工が面倒なので、凸部分に嵌めることは諦めて、5㎜厚の素材を探しました。
素材の選定
ポリプロピレン板は、適当な厚さのものがありませんでした。
アクリル板はいろいろな厚さのものがあり、5㎜厚のものも売っていました。
その時、近くにあった、発泡ポリスチレンパネルなるものが目に入ります。
工作に使うボードで、強度はありませんが加工が容易です。
商品名『デコパネ』というもので、A3サイズのボードです。価格も300円程度と安価です。
閃きました。これしかないと。
いろんな色がありますが、無難な白にしました。
作り方
家に帰って早速工作です。
アクリル板専用のカッターは不要です。普通のカッターで簡単に切れます。
カッターの刃が斜めに入ってしまい、垂直に切るのに多少テクニックは必要ですが、慣れれば誰にでもできます。
付属の仕切板の大きさにカットして、角を紙やすりで削れば完成です。
凹の溝にぴったり嵌りました。
なお、けがの功名ならぬ、予定外の効用ですが、素材が柔らかいため、カッターで軽く切れ込みを入れると、凸の溝にも簡単に嵌ることが分かりました。
感想
欠点としては、厚さが5㎜あるため、ケース内でかさばり、スペースが多少犠牲となることです。
あと、耐久性に不安がありますが、ボロくなったら新しい仕切板を作ればOKです。
仕切板5㎜の厚さは、バーサスシリーズに共通しているので、この方法は他のケースにも使えます。
多少の出費と手間で、ケース内のコンパートメントが増えるとすれば、十分にやる価値があると思います。
メイホーのバーサスシリーズをお使いで、仕切板が不足して困っている方、是非試してみてください。
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