万一のバッテリー上がりのために予備バッテリーを積もう

バスボート

エンジン始動のためのクランキング用バッテリーが上がると、エンジンが動かなくなります。
そんなときの保険になるのが予備バッテリーです。

マイボートではクランキング用のバッテリーを電装系と併用しています。
魚探用とエレキ用は専用のバッテリーを積んでいますが、それ以外の電装系用として独立したバッテリーを積んでいるボートは多く無いと思います。

バッテリーストレージ 2021年7月

電装系の用途としては、エンジンのトリム操作、ビルジポンプ、ライブウェル、船舶灯、ホーン等になります。
通常はどれも長時間使用しません。

ただしトーナメントでのライブウェル、これだけは試合中にずっとオンのままです。
ライブウェルのエアレーターには回したり止めたりを繰り返すタイマー機能が備わっています。
3分回して2分止めるという繰り返しで動きます。
トーナメントが6時間だとすると、その内4時間エアレーターが動いてることになります。

ボートで走り回っていればクランキングバッテリーは充電されますが、釣りの時間が長くなるとバッテリーは減る一方です。
バッテリーが新しいうちは問題がなくても、何年も使い込んだバッテリーになると、バッテリー切れの心配が出てきます。

実際にトーナメントに出場中、長時間釣りをした後に移動しようとすると、キュルキュルキュルとエンジンのスターターが弱々しく動いて心配になりました。
その時はエンジンが始動しましたが、最後にマリーナへ戻るときに全くセルが回らなくなりました。
そこでエンジンに使用するバッテリーを、メインスイッチで予備バッテリーに切り替えて事なきを得ました。

メインスイッチ レンジャーZ185

通常は「ON/RUN」での使用を「BATT 2 ONLY」にすると予備バッテリーに切り替わります。
「JUMP START」にすると、メインと予備バッテリーへ同時に接続します。

予備バッテリーがなければお手上げでした。
年季の入ったバッテリーでしたが、いつもの釣行では全くクランキング用バッテリーに不安を感じていませんでした。
普段は何の役にも立たない予備バッテリー、ボートの重しにしかなりません。
しかし、万一の時のためにボートには予備バッテリーを積んで、電気系システムを組んでおくことをお勧めします。

コメント