前回の記事では、手と足についてペンディングとなっていました。
その後、いろいろと検証を重ねましたので、その他補足を含めて追加で記載します。
手
指先の防寒対策が不十分だったので、いくつか考えられる対策を行いました。
携帯カイロを手首に付ける
小サイズでは効果が無いと書いた、前回の記事の続きです。
普通サイズ、小サイズ、通常温度タイプ、高温度タイプと、携帯カイロにもいろいろあります。
各タイプを試してみました。
粘着性のある貼るタイプではなく、貼れないタイプのカイロを、バンドで手首の内側に固定します。
もちろん、直接肌に触れると低温火傷の恐れがあるため、長袖の防寒インナー(ユニクロウルトラウォームヒートテック)の上に固定します。
結論から言うと、やはり効果なしです。
個人差があるとは思いますが、私の場合は、手首を温めても、指先の冷たさは全く防げませんでした。
片手にカイロ、片手は何もせず、で差が出なかったので、間違いありません。
ただし、手首からの冷気を防ぐ効果は確認できました。
リストウォーマー
厳寒時の指先保温ではなく、手首の保温のためにリストウォーマーを購入しました。
製品は、フリーノットのリストウォーマーです。
光電子素材(ユニクロのヒートテックのようなもの)を使用していて、発熱作用があります。
薄手で、着用していても、邪魔になりません。
室内程度の気温なら、指先の保温にも効果がある気がします。
これを購入したことで、下記の対策を思いつきます。
携帯カイロを手に付ける
やっぱり行きつく先は、手に携帯カイロを固定することです。
問題は、どのように固定するかです。
・直接肌には触れないこと
・防寒用のクロロプレン製手袋をはめられること
これらをクリアする必要があります。
クロロプレン製手袋の外側にカイロを固定して、その上に、指のないオーバーグローブ的な物を着用することも考えました。
しかし、リストウォーマーを購入したことで、その上に小型のカイロを貼り付ける方法を思いつきました。
リストウォーマーが薄手のため、小さいサイズで貼れるタイプの携帯カイロを貼っても、手袋をはめられます。
①手のひら側に1枚貼った場合。
朝、出発するときは、カイロの暖かさを感じます。
湖上で釣りをしていると、徐々に冷えて行き、気が付くと指先は氷のように冷たくなっています。
時間は測りませんでしたが、1時間くらいといったところでしょうか。
一度冷えると、もう貼ったカイロの効果は期待できません。
あとは、ポケットに忍ばせたオンパックスの『極熱』カイロで、時々指先を温めないと、釣りになりません。
②手のひらと手の甲に、それぞれ1枚貼った場合。
さすがに、手袋をはめるのに苦労します。
朝、出発するときは、かなり暖かいです。
しかし、釣りをしている間に、指先が氷のように冷たくなるのは変わりません。
冷たくなるまでの時間が、多少伸びるくらいです。
あとは、午後になって気温が上がってきたときに、耐えられない程の冷たさが和らぎます。
いずれにしても、手に携帯カイロを貼っても、途中で指先を温めないと耐えられず、そのまま釣りを続けられる状況にはなりませんでした。
携帯カイロの問題点
携帯カイロの問題点は、濡れると温度が下がるところです。
釣りの手袋では、細かい作業をするために指先を出す必要があります。
初めから指先がない手袋はもちろん、指を出す切れ目がある手袋も、そこから水が浸入します。
手袋を濡らさずに済めばいいのですが、釣りをしていると、ラインに着いた水が跳ねて、意外と手袋が濡れてきます。
また、魚が釣れれば、魚に触ったヌルヌルを取るために、手を水で洗います。
手袋が濡れる→手袋内に水が入る→貼り付けた携帯カイロが濡れて温度が下がる
という流れで、携帯カイロの効果が持続しません。
手袋の素材
残された手段は、手袋の素材でしょうか。
現在使用している手袋は、クロロプレン製の2.5㎜厚グローブです。
この素材では防寒に不十分であることが判明しています。
タイタニュームαなる素材のダイワ製手袋を、アマゾンで注文しているのですが、納期を過ぎても届かず、納品が遅れるとの連絡を受け取りました。
今シーズンには間に合いそうもありませんが、来シーズンに向けて手に入れたいと考えています。
あとは素材を厚くする方法です。
余り厚くすると、当然感度が下がって釣りに影響が出てしまいます。
とりあえず、クロロプレン製の3㎜厚グローブを注文してみました。
防寒と使用感の丁度いい物が見つかればいいと思っています。
足
バスボートでの釣りを開始したことで、長靴ではなく、スノーブーツを防寒用に購入しました。
コロンビアのスピンリールブーツアドバンスウォータープルーフオムニヒートです。
セール価格で1万円程度でした。
やたらと長い名前が付いていますが、保温、防水性のあるブーツで、雪や氷の上で滑りにくいソールになっています。
厚手の靴下を履くことを考慮して、ワンサイズ大き目のものを購入しました。
保温性能は十分です。
雪の日などは、少し冷えますが、靴下を保温効果の高いものにすれば問題ないレベルです。
防水性は、雨の日には耐えられません。
この手の防水靴にありがちですが、雪や一時的な雨には効果を発揮しますが、しっかり雨に降られると中まで濡れます。
でも、濡れても足が冷たくならなかったところは、評価に値します。
完全防水を靴に求めるには、やはりゴム製長靴以外ないと思います。
滑りにくいソールについては、まだバスボートのデッキが凍った状況に遭遇していないため、未確認です。
重量は300g程度で、スノーブーツにしては軽い方です。
足首まわりも余裕があり、防寒用ダウンパンツの裾をブーツの中に楽に入れられます。
雨の日は履かないように気を付ければ、防寒用の靴としては価値のある一足だと考えます。
下半身
前回の記事では、ジーパンを履くと書きましたが、重ね着感が半端ないため、ジーパンは履かない方向で落ち着きました。
多少冷えますが、なんとかなっています。
ゴーグル
バスボート用に購入した、スワンズのダートバイク用ゴーグル『MX-797-PET』についてです。
眼鏡使用可のゴーグルですが、私が使用している偏光グラスには少し小さ目です。
無理やり付けられないこともありませんが、ゴーグルのスポンジに偏光グラスのフレームが干渉します。
ゴーグルの着脱がスムーズにできるように、周りのスポンジを削って加工しました。
なお、帽子を被っていると着用できない問題は、解決しています。
多少帽子に当たりますが、大丈夫です。
防寒対策としても効果大ですが、偏光グラスに水しぶきが掛かるのを防ぐためにも、移動時にゴーグルは付けるべきです。
終わりに
寒さは、根性で耐えればいい、という考えもあると思います。
でも、対策をすることで少しでも防げるのであれば、それに越したことはありません。
極端な例では、凍傷などといった、根性だけでは乗り越えられない問題もあります。
私の場合は、寒さで指先に障害が出ています。
片方の手は、指を曲げると痛く、強く物を握れません。
医者からは、指を冷やさないように、と言われていますが、釣りに行く以上そうもいきません。
症状の進行を抑えるためにも、指先の保温は切実な問題です。
指先の障害については、後日腱鞘炎であることが判明しました。
寒さはあまり関係なく、釣りによる指の使いすぎが原因です。
くわしいことは、別途記事に掲載しています。
<2020年12月15日追記>
手の防寒対策は未解決です。
少しでも改善できる方法が見つかれば、またこのブログで報告させていただきます。
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