大雨、増水、濁り、全開放水に撃沈 2021年8月15日

時間 7:00~16:00 天候:雨のち晴れ 水温:24~26℃ 放水量:300㎥/s 場所:木浜、下物、志那、若宮、井筒

<今日の課題>
増水と放水量への対応

7月後半に1週間ほど琵琶湖に出られないことがあった。
8月になり、釣りに行こうとして早起きをするのだが、朝から暑い。
もちろん、日中は35℃近くまで気温が上昇する。
猛暑とあまり期待できない釣果を考えると、なかなか釣りに行く気になれない日が続いた。

気が付けば8月半ば、最近の大雨で琵琶湖の状況も一変している。
ようやく重い腰を上げる。

今朝も雨が降っている。
ボートカバーにはたっぷりと水が溜まっている。
(シングルコンソールだと、コンソールがない部分が凹み水が溜まってしまう。
デッキに折りコンを置いてかさ上げをしているが、それでも完全には防げない。)

溜まっている水をボートの外へ流し落とす。
うまくやらないと、ボートの中に全部流れ込むから厄介である。

表面に溜まった水を流したのに、カバーが異様に重い。
どうもボートカバーが膨らんで、タプタプと水のような感触がする。

レンジャーのボートカバーは、一枚の防水布ではなく裏地が付いている。
どうやら表地と裏地の隙間に水が溜まっているらしい。
こんなことは初めてだ。

一体どこから水が入ったのだろうか。
長期間乗らなかったことと、その間に大雨が降ったことで、じわじわと浸みこんだのだろうか。

水を抜くような穴も無い。
カバーの端に水を集めて、ボートの外へたらしておくと、チョロチョロと少しずつ流れ出てくる。
しばらく放置して水が減るのを待ってからボートカバーを畳んだ。

ようやく出船。
久し振りの琵琶湖は、大増水と濁りの湖になっている。
一時マイナス30㎝くらいまで減水していたのが、逆にプラス30㎝くらいに増えている。

とりあえず木浜南の沖、ウィードフラットへ向かう。
魚探の反応では、明らかにウィードが減っている。
水温は24℃台、こちらもかなり低下している。

ウェイクベイト、I字系と引いて様子を見るも反応は無い。

少し離れたところに浮いているボートで、バスが釣れているのが見えた。
おそらくウィードエッジ周辺である。

こちらもウィードエッジへ移動する。
魚探でチェックすると、確かに魚の反応があり期待できそうな状況である。
ミドストにチェンジする。

風は南の弱風。
この放水量でミドストは厳しいのだが、湖流と逆の風下にキャストすることで、かろうじでボトムを感じられる。
湖流方向の南にキャストすると、リグが思いっ切り流されてほぼボトムは把握できない。

しばらくミドストで粘るも、バイトは来ない。
その間にも、さきほどのボートではポロポロとバスが釣れている。
見た感じでは巻いている。

水深は4.5mほどで、ウィードは少ない。
魚探に映る魚はボトム近くにいる。
何を巻いているのだろうか。

ボートポジションを少しずつ動かしてみる。
意地でミドストを続けたがノーバイト。

スピナーベイトをボトム近くで巻いてみるも無反応。

魚探の反応は悪くない。
アプローチの違いでこれだけ釣果に差をつけられるとちょっとショックである。

ボディーウォーター周辺を北へ移動しながら、ミドストで探る。
魚探にはほとんど魚が映らなくなる。

木浜浚渫をチェックする。
ベイトが溜まっている様子は無い。

木浜北の沖、4~5mラインをミドストで探ったがノーバイト。

午後からは巻いてみる。

下物沖のウィードフラットへ向かう。
風向きが北に変わる。
ウィードエッジ周辺で、ディープクランクとミドストを併用して探る。
魚探に少し魚が映るがバイトは無い。

シャローへ向かう。
志那エリアのインサイドへ移動する。
岸際でスピナーベイトを引いてみると、漂っているウィードが絡んで釣りにならない。

少し沖、水深1.5m程のエリアでスピナーベイトを巻く。
ボートを流しながらしばらく探ったがノーバイト。

若宮沖へ移動する。
ボディーウォーター周辺のウィードフラットエリア。
ディープクランクに反応無し。

マグナムクランクにチェンジする。
北風にボートを流しつつ、ひたすら投げて巻く。
流すラインを変えながら、井筒沖まで巻き続ける。
ノーバイト。

巻けば釣れるという訳ではなかった。
なお、朝300㎥/sだった放水量は、いつの間にか全開となっていた。

久し振りの琵琶湖で、バス釣りの厳しさを存分に味わった。

<本日の結果>
ノーバイト。

<考察>
増水、濁り、放水量増加、この状況に対応できなかった。
全開放水にミドストはやっぱり無理っぽい。

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