曲がったローテーターのシャフトを交換した

バスボート

ライブスコープローテーターのシャフトを交換しました。
交換した理由はシャフトが曲がっていたからです。

曲がるシャフト

K-CUSTOM製のライブスコープローテーター、現モデルでは改良がされていますが、以前のモデルではシャフトが曲がるトラブルが発生していました。
旧モデルの樹脂製シャフトは、物に衝突した際の衝撃を吸収させるために、意図的に強度を下げていたようです。
ローテーターが障害物等にぶつかった時、シャフトが曲がって衝撃を和らげることで、本体にかかる衝撃を弱める役割を持たせていました。
しかし、ボートカバーによる圧力と夏場の高い気温で、私が使用していたローテーターは大きくシャフトが曲がってしまいました。

曲がったローテーターシャフト

問題点

シャフトが曲がると、その先に設置している振動子の向きがズレます。
その状況でライブスコープのフォワードモードを使用すると、ローテーターが示している方向とライブスコープが映している画面とが、曲がった角度だけ異なることになります。

ライブシューティングでは、少しの角度の違いでルアーの映り方が大きく変わります。
また、シャフトが垂直でないと、水面近くと湖底で映っている方向が微妙に変わってきます。
着水直後には映っていたルアーが、沈んでいくうちに映らなくなるということにもなります。

交換用シャフト

交換用のシャフトにはいくつか選択肢があります。

  • 純正の強化シャフト
    K-CUSTOMが製作している交換用シャフトです。
    現行のローテーターに付属しているものと同じ、強化されたシャフトが交換用パーツとして販売されています。
  • 他メーカーが製造した強化シャフト

私は他メーカーのチタン製強化シャフトに交換しました。
純正と比較して価格は若干上がりますが、より強度が高く曲がることがほぼないという理由で選びました。
ただし、障害物にぶつけるとローテーター本体がダメージを受けるようです。

交換作業

交換作業は駐艇しているマリーナのメカニックにお願いしました。
専門家に依頼した理由は2つあります。

  • シャフトの交換方法がマニュアル等で公開されていない
  • シャフトを適当な長さに切断する必用がある

素人作業には不安があったので、専門知識のある人にお願いすることにしました。

シャフト交換後

シャフト交換後の写真です。

チタン製シャフト

トローリングモーターのプロペラに干渉しない範囲でシャフトを少しだけ長くしてもらいました。

そしてボートに引き上げたときに、振動子がシャフトの下側へくるように変更しました。
上側にあるよりもボート走行時の揺れが少なくなるようです。
また、ボートカバーに振動子が直接触れることもなくなります。

シャフトが曲がっていたときは、走行時に振動子がトローリングモーターのシャフトに接触する危険性があったため上側に設置していました。
曲がらないシャフトに交換したことで、メリットのある下側に振動子を設置することが可能となりました。

交換後の使用感ですが、意外なことにライブシューティングでルアーを映すのに苦労しています。
恐らく曲がったシャフトで映るようにキャストする癖がついているのでしょう。
慣れたらしっかりと映るようになることを期待しています。

交換費用

交換の工賃込みで 33,000円(消費税込) でした。

内訳の明細がないため、チタン製シャフトの値段は分かりません。
相談した際の見積では、K-CUSTOM純正の強化シャフトへの交換とくらべて、総額で2,000円程高かったと記憶しています。

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