ガーミン ライブスコープの導入(その1)

バスボート

ガーミンのライブスコープは、私がバスボートを契約する時(2018年4月)にはまだ発表されておらず、魚探の候補として検討の対象にはなりませんでした。

その後ライブスコープが発売されて話題沸騰、しかしあまりに高価で、ついこの間までは購入するつもりは全くありませんでした。
ところが、そのライブスコープを導入しようかという日は突然やってきました。

ライブスコープとは

もはや説明不要と思いますが、おさらいします。

アメリカのガーミン社が開発した魚探で、リアルタイムで水中の状況を画面に表示するという、画期的な機能を備えています。

これまでの魚探は、船の直下の状況を時間経過とともに横スクロールして表示するものでした。
(サイドイメージは、真横の状況を縦スクロール)
画面に表示されているのは、船が通過した部分の過去であり、映っている魚が動いても画像が変わる事はありません。

一方、ライブスコープでは、魚が動けば画像も変わります。

Downモードでは船直下と前後の計135°を映し、Forwardモードでは前方水平から船直下を通って少し後方までの計135°を映します。
Perspectiveモードでは正面と左右の計135°を映します。

ベイトが動けば画像も動き、バスが動けば画面の中のバスも動きます。
Forwardモードでは、これからルアーをキャストする前方のストラクチャーに、バスがいるかどうかを判別できると言われています。
ルアーにバスが反応した動きも分かるそうです。

魚探技術の革命であり、反則とも言われるゆえんです。
賛否両論ですが、現時点(2020年10月)でのバス釣り最終兵器であることは間違いありません。

欲しいけれど手が出ない

画期的なライブスコープですが、導入のネックとなるのは、その価格です。

そもそも最新の魚探という物は、1台数十万円するために、普通の人は簡単に買い換えたり追加で購入したりできません。

ライブスコープの場合、魚探本体に加えて、専用のトランスデューサーとブラックボックスと呼ばれる情報処理装置が必要です。
そのシステムが、これまた魚探1台くらいの値段します。
(機能を限定しブラックボックスを不要とした、簡易版のライブスコープもあります)

つまり、ライブスコープを導入するためには、魚探2台を一度に買うくらいの出費がかかるのです。
欲しいとは思っても、なかなか手を出せないというのが本音です。

使っている魚探が壊れる

それでは、どうしてライブスコープを導入しようと思ったのでしょうか。
きっかけは、使用している魚探の故障です。

現在バスボートのバウとコンソールに、ハミンバードのヘリックス9を1台ずつ設置しています。
そのうちのコンソールの魚探が故障しました。
使用できないことはないのですが、一部機能に不具合が出るようになりました。

コンソール魚探(ハミンバード ヘリックス9)

正規品で保証期間内なので修理に出すことにしました。
そこで、修理のあいだどうなるのか考えます。

しばらく釣りに行けなくなるのか。
しばらくってどのくらいなのか。
短期間で直ればいいが、長期間かかるとしたら、魚探1台で釣りになるのだろうか。
などなど。

ちなみに、魚探の修理は製造元のアメリカの工場で行います。
購入したお店に確認したら、最低1ヶ月と言われました。
更に現在のコロナ禍のため、余計にどれくらい掛かるかは分からないとのことです。

魚探の修理中にとれる選択肢は3つです。

  1. 釣りをしない
  2. 魚探1台で釣りをする
  3. 追加で魚探を購入する

選択肢1:1ヶ月以上ひょとしたら数ヶ月に渡ってバス釣りをしないことになります。

選択肢2:魚探1台で釣りをするのは不可能ではないにしても、難しくなります。

選択肢3:修理に出す魚探の代わりに、追加で魚探を購入する。お金で問題を解決する方法です。

ただし、この検討内容については後日談があります。

魚探を1台追加する

検討の結果、選択肢3を選ぶことにしました。

追加で魚探を購入するとして、どのメーカーの何を購入すべきでしょうか。
購入する魚探の目的として、2つのことを考える必要があります。

  • ヘリックス9修理中の用途。
  • ヘリックス9復活後の用途。

修理中に必要なのは、今の魚探と同じことができることです。
そうなると、使用中の振動子やネットワークへの接続が可能な、ハミンバードのヘリックスが理想です。
同じ9inモデルなら、今のマウントにそのまま付けられます。
魚探本体を購入するだけであり、中古を手に入れられれば、出費も抑えられるでしょう。

一方で、修理に出したヘリックス9が戻ってきたらどうなるでしょうか。
バウにヘリックス9を2台設置すると、それぞれの魚探で別の画面を表示することができます。
今まで1台の魚探で画面を分割して表示していたものが、大きな画面で見れるようになります。

確かに便利にはなりますが、果たして魚探1台を追加してまですることでしょうか。

追加した1台には、未導入の360imagingを表示させるという手もあります。
そうなると、360専用の振動子を購入し、画面の大きさも再考する必要があります。
かなりの高額出費を覚悟しなければなりません。

どうせ買うなら・・・

どうせそれなりのお金を掛けるなら、ということで候補に挙がってきたのが、ガーミンのライブスコープです。

ヘリックス9復活後については、バウにヘリックス9とガーミンを設置します。
ヘリックス9はこれまで同様に、GPSや2D魚探などに使用します。
ガーミンはライブスコープ専用です。

修理中は、若干問題が生じます。
バウのヘリックス9を修理中のものに替えてコンソールへ設置、バウにガーミンを設置してGPSとライブスコープ併用で使用します。

GPSのマッピングは、ガーミンのクイックドローコミュニティーに琵琶湖南湖のマップが公開されているので、それを利用することができます。

ハミンバードからガーミンへのウェイポイントの移転が問題です。
無理と言われていますが、ちょっと考えている方法があるので、ダメ元で試してみようと思っています。

なお、最新のローランス魚探にもライブサイトという、ライブスコープ同様の機能があります。
ただし、解像度がライブスコープより落ちると言われているため、候補からは除外しました。

その2へ続く

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