OSP HPミノー

タックル、テクニック

今回はOSPのワーム「HPミノー」を紹介します。
3.1inと3.7inの2サイズありますが、私が使っているのは3.7inです。

特徴

最大の特徴は上下対象な形状です。

上下対象なので、フックでワームがダメージを受けても、上下をひっくり返せば全く同じに使えます。
1本で2度おいしいワームです。

正面から見ると、ボディーが縦長で平べったくなっています。
この形のために、ボディーがほとんど動かないと思われます。

細かなところも気が利いています。
ボディー後ろ半分には、オフセットフック用のスリットが入っています。
ボディーの中央に縦のラインが入っていて、フックを真っ直ぐ刺すのに役立ちます。
またフックポイントを出す目印として、横のラインが6本入っています。

HPミノー 説明図

動き

ノーシンカーのI字引きでは全く動きません。
ゆっくり引くとロールやウォブルをせずに、真っ直ぐに近寄ってきます。

ジグヘッドリグのただ巻きをすると、テールだけが上下に小刻みに震えます。
もちろんミドストをすればボディが左右にロールします。

使い方

ワームで重要なのは、フックを真っ直ぐに刺すことです。
フックが曲がっているとワームがダートしたり、くるくる回ったりして本来の動きが出せません。

I字系

マス針はフックポイントを下に出します。
ウィードなどの引っ掛かるものがないときは、このセッティングです。

マス針をセットしたところ

ガード付きマス針のガードをほんの少しだけ残してカットすると、マス針がずれにくくなります。

ガードをカットしたガード付マス針

フッキングは悪くなりますが、水面にウィードが浮いているときなどは、オフセットフックの出番です。
フックのサイズは#1か1/0。
まずはフックポイントをボディーのスリットを通して上に出します。

オフセットフックをスリットから抜いたところ

この後、針先だけボディーに埋め込むことで、簡単に真っ直ぐにセットできます。

フックサイズを変えることで、沈むスピードを調節できます。

ミドスト

主に1/16ozか1/32ozのジグヘッドをセットします。
ウェイトの違いでバイトに明確な差が出ることがありますが、ミドストに慣れるまでは同じウェイトを使い続けることをお勧めします。

ジグヘッド:ケイテック スーパーラウンドジグヘッド 1/16ozフック#1

上半分と下半分で色の異なるツートンカラーは、お腹の方に白色系をセットするのが自然でしょうか。
ちなみに、上下ひっくり返して使ってもバイトに明確な差は見られません。

フックが曲がらないように真っ直ぐに刺します。
クリア系の薄いカラーなら、刺しているフックが透けて見えるので、中央のラインに沿って刺していきます。
ジグヘッドをセットしたら、ワームが真っ直ぐ泳ぐか水面で確認しましょう。

ワームのボリュームが無いので、小さなアクションでワームがロールします。
ロッドをシェイクする幅が小さくなり、手首への負担を軽減できます。

その他

ミドストにはドライブスティックを使っていたこともありましたが、今ではHPミノーしか使っていません。
ボリュームが小さくてアピール力が弱いように見えて、実はデカバスもきちんと喰います。
もちろん、状況によっては小バスもたくさん釣れます。

カラーは思い込みの部分が強いと考えているので、自分の好きなカラーでいいと思います。
ただ、フックのセットしやすさから、透けて見える薄い色をお勧めします。

釣具屋に入荷するとすぐに無くなってしまうため、見つけたらまとめ買いするようにしています。

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