ウルトレックスの故障(その3)

ミンコタウルトレックス エレクトリックモーター

ミンコタのエレクトリックモーター、ウルトレックスの故障と修理についてです。
購入してから2年と10ヶ月で、3回目の故障です。

スポットロックをしたはずなのに

それは風のある日の朝、下物浚渫での出来事でした。

朝一で入ったエリアで、風にボートを流しながら浚渫のブレイクを狙っていました。
スピナーベイトにすぐに反応があり、幸先良く良型のバスをキャッチします。

バスとのファイト中にスポットロックでボートを固定しました。
記念撮影も終わり、魚探にウェイポイントの記録をします。

GPSの画面を見て、違和感を覚えます。
深いエリアに位置したボートからキャストして、ブレイクでバスを掛けたはずでしたが、ボートポジションはブレイクを上がって少し入ったところになっています。
その時は、勘違いかと思って釣りを再開しました。

しばらくは、エンジンで移動し風でボートを流す釣りをしていました。

ようやく異変に気が付いたのは、ボートをステイさせる釣りに切り替えたときです。
スポットロックを掛けているのに明らかにボートが移動しています。

スクリューが回転しない

左右の方向転換は問題ありません。
フットコンのペダル操作はもちろん、スポットロックでもエレキのヘッドはクルクルと周ります。

でも、スクリューが全く回っていません。

フットスイッチを踏んでも反応は無く、リモコンで操作しても動きません。
接触不良とかでは無さそうです。

前日は全く問題なく使えていたのに、突然故障しました。

一日たったら復活するかもという根拠のない期待もむなしく、その後スクリューが動き出すことはありませんでした。

ボートディーラーへ修理を依頼する

ボートディーラーのバスボートジャパンへ修理の依頼をします。
エンジンの定期点検もあわせてお願いしました。

電話連絡の後、スマホから依頼の入力フォームを送信するという一手間がありました。
今まではなかったことです。
データできちんと管理するという方針になったのでしょうか。
入力する内容が多く、ちょっと勘弁してほしいと思いました。

修理日程の連絡を待つこと一週間。
うーん、まだでしょうか。
入力フォームがきちんと届いているのか不安になります。

こちらから再度連絡しようかと考えていたら、ようやくメールが届きました。
「現在出張中で、申し訳ございませんが来月まで対応ができません。」

がびょーん、まだ月半ば前です。
アメリカにでも行っているのでしょうか。
エンジン点検は先延ばしでもかまいませんが、エレキが直らないのは耐えられません。

対応できないのなら、もう少し早く連絡をいただきたいものです。
既に一週間以上修理が遅れてしまいました。

マリーナへ修理を依頼する

すぐにボートを保管している淡海マリーナへエレキの修理を依頼しました。

その日のうちに、状況を確認してもらい連絡があります。

故障の原因は、「モーター内への浸水によるブラシの破損」でした。
パーツも在庫があり、修理金額も思っていたほどではないことが判明します。

正式に修理を依頼して、待つこと2週間。
マリーナから修理完了の連絡があり、3週間ぶりに琵琶湖へ出撃しました。

電話で「連絡が遅れまして…」と言っていたのが少し気になりました。
修理に時間が掛かったことなのか、修理完了後に連絡するのが遅れたのか、果たしてどっちだったのでしょうか。

修理内容

破損したブラシと、防水用のシーリング等の交換です。

交換した部品

出張代は請求されず、ボートディーラーに依頼するよりも安く済んだと思います。

内訳 金額
部品5,720
工賃7,700
13,420
金額明細(税込)

請求書の日付を見ると、どうやら修理完了後の連絡が遅れたようです。
修理が終わったら連絡を頂けるように、きちんと依頼していなかったからでしょうか。

スクリューは問題なく回るようになり、修理内容には満足です。

修理歴

ウルトレックス、購入後3年経たずに3回修理しました。
年1で修理しているペースです。

修理内容は故障順に以下のとおりです。

  • 基板交換(左右に首を振らなくなる)
  • ベアリングの破損(異音が長期間続き、最終的にスクリュー停止)
  • 浸水によるブラシ破損(スクリューが回らなくなる)

よく言われている浸水による故障は、今回が初めてでした。

年1の故障頻度はどうなのでしょうか。
ちょっと多いような気がします。

当分の間はウルトレックスを修理しながらの使用となりますが、他社のエレキも気になります。
ローランスのゴーストや、ガーミンのフォースなど、魚探にノイズが入らないブラシレスモーターは魅力的です。

あとがき

今回考えさせられたのは、どこに修理を依頼するかです。

基本は「購入した販売店に依頼する」となります。
保証を利用した修理が可能な場合は、この一択となるでしょう。

しかし、保証の対象とはならない修理の場合は、検討の余地があります。
もちろん、依頼先の修理技術がしっかりしていることが大前提です。

今回のエレキ修理は、販売店であるボートディーラーではなく、ボートを保管しているマリーナに依頼しました。
メカニックが常駐しているため、故障状況の確認については、迅速に対応していただけました。

当然ながら、マリーナによって事情は異なるでしょう。
私がボートを保管している淡海マリーナは琵琶湖有数の規模を誇り、メンテナンスや修理の経験も豊富です。

ボート本体やエンジンに関することは、多少時間が掛かってもボートディーラーに依頼した方が安心できます。
でも、エレキや魚探などの付属物については、マリーナに修理をお願いすることも選択肢の一つです。

コメント