タックルレビュー シマノ エクスプライド173MH-LM(2019モデル)

タックル、テクニック

シマノのバス用ベイトロッド『エクスプライド173MH-LM』のレビューです。

まずはスペックから
 長さ:7ft3in(2.21m)
 重さ:125g
 ルアー重量:10~35g
 ライン:10~20lb
 テーパー:レギュラーファースト
 カーボン含有率:99.0%
 継数:2(グリップジョイント)
 購入価格:17,183円(税込)

エクスプライドシリーズに2019年に追加されたモデルです。
モデル名のLMはlow modulusの略で、直訳すると低率でしょうか。
シングルフックの巻物用として、低弾性カーボンを素材にして作られています。

これまで高弾性カーボンロッドを使用していた、スピナーベイト、ブレーデッドジグ、スイムジグのために購入しました。
しかし、なかなか釣果が上がらず、レビューをアップするのに時間が掛かってしまいました。

モデル№

長さ
遠投性を重視したロングロッドです。

重さ
巻物用ですが、ほぼカーボン100%なので比較的軽量に仕上がっています。

反発力
低弾性カーボンを使用しているため、カチカチではありません。
レギュラーファーストテーパーと相まって、ルアーをしっかりとロッドに乗せる感覚でキャストします。

操作性
ロングロッドのため、細かな操作は苦手です。
シャローのカバー撃ちには向いていません。
広範囲にウィードの面をなめるように引いてくる釣りに適しています。
基本的には、キャストして沈めたら一定のリズムで巻く釣りなので、細かいロッドアクションは不要です。
反発力が弱いため、ウィードを切るような釣りは得意ではありません。
その分、これまでバラシが多かったスピナーベイトの釣りで、バレることが少なくなった気がします。

感度
高弾性カーボンのロッドに比べると、若干ウィードの感触が緩くなります。
巻物に使用するので感度はそれ程重要でありませんが、掛けたあとのやり取りのしやすさとのバーターでしょうか。

喰わせ
低弾性カーボンでバイトを弾かないからでしょうか、一気にロッドを持っていくようなバイトが増えました。

パワー
ロッドの反発力を利用して、ゴリゴリと強引に寄せるようなやり取りはできません。
バットパワーはあるので、ロッドをしっかり曲げて寄せる感覚です。

総合評価
バラシが多かったワイヤーベイト対策として、このモデルを購入しました。
しかし、このロッドを入手してから、ワイヤーベイト系の釣果がガクリと落ち込みました。
もちろんバイトが減ったのはロッドのせいではなく、単純に腕のせいでしょう。
一定の感度を保ちつつ、バラシを減らすという目的はある程度達成していると思います。
フィールドやルアーを選ぶ個性的なロッドですが、取りこぼしを減らしたいなら候補に挙がるロッドでしょうか。

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