タックルレビュー シマノ エクスプライド172MH(2017モデル)

シマノのロッド、エクスプライド172MH タックル、テクニック

シマノのロッド、『エクスプライド172MH』のレビューです。

まずはスペックから
長さ:7ft2in(2.18m)
重さ:127g
ルアー重量:10~30g
ライン:10~20lb
テーパー:レギュラーファースト
素材:カーボン(カーボン含有率98.5%)
継数:2(グリップジョイント)
購入価格:18,144円(税込)

ミディアムヘビーパワーのロングバーサタイルロッド。テキサスリグ、ラバージグ、キャロライナリグ、スピナーベイトなどの使用に適しています。

重さ
パワーと長さの割に軽く感じます。持ち重りもありません。

反発力
全体的にかなり張りがあります。ティップもソフトではなく、それなりにしっかりしています。軽いルアーだとティップが余り入らず、投げるタイミングを取りにくいです。ただし、タイミングさえ合えば、反発力を生かして、飛距離を出すことができます。重量のあるルアーなら、投げにくいことはありませんが、ロッドのパワーがあるため、手首にはそれなりの負担がかかります。

操作性
ロングロッドのため、細かい操作は苦手です。スピナーベイトのレンジコントロールなどは、長さを生かして広い対応ができます。テキサスリグやラバージグなどで大きな上下動が必要な場合も、ロッド操作だけである程度対応可能です。
張りのあるロッドで、ウィードを切る操作にも適しています。

感度
ロッドの軽さや、ブランクの張りなどから、高感度なロッドに仕上がっています。水中の情報をティップで吸収することもなく、かなりダイレクトに手元に伝わります。感度だけで評価すれば、とてもいい竿だと思います。

喰わせ
この竿の欠点がこの部分でしょうか。
バットからティップまで張りを持たせているため、ショートバイトをはじくことがあります。感度がいいのでバイトは取れますが、フックアップできないことがあります。ただし、これは他のロッドなら掛かっていたとは言い切れないので、評価は困難です。
問題は、掛けたあとのやり取りにあります。パワーを生かして、バスを寄せてくることは簡単ですが、寄せたあとにバラすことが良くあります。自分の未熟さもあると思いますが、他のロッドと比較しての結果なので、ロッドの問題が少なからずあると考えます。

パワー
スピナーベイトの太軸フックのフッキングも問題ありません。バスを寄せるパワーも十分です。ヒシ藻に絡むと動かなくなりますが、多少のウィードであれば、藻玉ごとバスを寄せてくることもできます。

総合評価
軽さ、感度、パワーについては、とても良くできたロッドだと思います。ただし、バラシが多いのは悩むところです。取り込む技術に自信のある人にはいいかもしれませんが、少しでも不安のある人にこのロッドを薦めるのは躊躇します。

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