バスボートのトレーラーに亀裂が入ったので修理をしました。
ある日突然
ある日釣行を終えた後のできごとです。
ボートをトレーラーに載せ、いつものようにフォークリフトで駐艇場所まで運んでもらいました。
そこで、マリーナのスタッフから思いもよらない言葉を掛けられます。
「トレーラーのここに亀裂が入っているから、ボートを載せるときに注意しないといけませんね。」
何を言っているのかと思い、ボートの下をのぞきます。
なんとトレーラーに亀裂が入っているではありませんか。
いつの間にそんなことになったのでしょうか。
『ここ』というのは、ボートをトレーラーに固定するウィンチの土台部分です。
亀裂どころではない
ボートを降りてじっくり観察して、事の重大さにあらためて愕然としました。
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![](https://i0.wp.com/bass-mas.net/wp-content/uploads/2021/04/DSC01420.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/bass-mas.net/wp-content/uploads/2021/04/DSC01419.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
亀裂どころではありません。
亀裂の入ったパーツが、正面から見るとぐにゃりとひん曲がっています。
錆の状況から判断すると、昨日今日の出来事ではないと思われます。
日々のダメージが積もり積もった慣れの果て、といったところでしょうか。
ウィンチ周りやトレーラーの先端、この辺は蜘蛛の巣がすぐにできるため、普段から良く見ています。
しかし、亀裂には全く気が付きませんでした。
”亀裂が入るかもしれない”という考えが無かったから、見えていなかったようです。
原因
原因は明らかです。
ボートをトレーラーに載せるときは微速で進入します。
通常はトレーラーの途中でボートが止まってしまい、トレーラーに載り切りません。
そこで、最後にエンジンを少し吹かして、キールローラーに船底を当てて止めます。
「トンッ」という、キールローラーに船が当たる感覚で、トレーラーに載り切ったことを確認していました。
![](https://i0.wp.com/bass-mas.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC00988.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
ほんのわずかな衝撃ですが、バスボートの重量を考えるとそれなりのダメージだったようです。
キールローラーとウィンチ、それらをトレーラー本体と繋げているパーツへ、ダメージが
蓄積してしまったということです。
対応策
当たり前ですが、”キールローラーにボートを当てない”です。
トレーラーの途中までボートを載せたら、マリーナのスタッフがウィンチで引っ張ってくれるのを待ちます。
ウィンチで引っ張るのに合わせて、スロットルを少しずつ開けます。
じわじわとボートをトレーラーの奥まで進めてランディング完了です。
こうすることで、トレーラーへの衝撃はほとんどなくなります。
ヒビが入って曲がったパーツも、すぐに折れるということはないようです。
ちなみに、マリーナを見て周ったところ、トレーラーの同じ部分にダメージがありそうなボートは見当たりませんでした。
そもそも、トレーラーにボートを当てて止めてはいけなかった、ということでしょうか。
修理
亀裂が入ったパーツはボルトで留めてあり、そのパーツごと取り換えられるような構造になっています。
細かいことを気にしないアメリカ人なら、ボートをガンガンとトレーラーに当てそうな気はします。
(間違っていたらごめんなさい<(_ _)>)
ここのパーツを交換するのは想定内ということでしょうか。
ボートディーラーに、レンジャーの工場からパーツを取り寄せてもらい、交換して元通りとなりました。
パーツの価格は35,000円でした。<2021年7月7日追記>
![](https://i0.wp.com/bass-mas.net/wp-content/uploads/2021/05/DSC01425.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
修理前に貼ってあった反射シールはなくなってしまいました。
最後に
修理自体は、パーツさえ手に入れば素人でもできるレベルの内容でした。
ただ、あの状態になるまで気が付かなかったことが、今回の最大の驚きです。
絶対に見ていたはずなのに、目に入りませんでした。
ボートその物ではなく、付随するトレーラーがこんなことになるなんて。
しかも、道路などで牽引せず、陸上保管のために利用しているだけなのに。
人は気にしていないことには気が付きません。
何に気を付けるべきか、ということが重要になります。
楽しいバスボートライフですが、本当に何が起こるかわかりません。
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