マリーナが年末年始の休暇に入って、琵琶湖に出撃できない時間を使って小物の整理をしてみました。
これまでの収納
これまではIDカードホルダー(会社などで身分証を入れて首から下げるもの)を使って小物を収納していました。
フックやジグヘッドをIDカードホルダーに入れて、それを小型のタックルケースに並べて入れていました。
収納部分のサイズは横112㎜×縦68㎜、横長で小物の出し入れがしやすい作りです。
しかし、新品のうちは柔軟性があるホルダーも、1年、2年と時間が経つと硬くなっていきます。
硬くなって開けにくくなったホルダーを無理に開けると、バリッという音とともにひび割れたりもしました。
これは恐らく、カードホルダーの素材に要因があると思われます。
軟質PVC(ポリ塩化ビニル)という材質で、透明で丈夫なのですが、経年変化で硬くなるのには困りました。
ただ、PVCについて調べてみると「耐水性、耐候性があり経年劣化しにくい」という特徴があるようです。
単に使用していたのが粗悪品だったのでしょうか。
チャック付ポリ袋
今回はチャック付ポリ袋を使ってみることにしました。
いわゆる口が閉まるビニール袋です。
素材はポリエチレンで、様々な用途に使われるため、大小いろいろなサイズの物が市販されています。
心配なのは耐久性と、柔らかいために袋を立てて収納できるのか、といったことです。
袋の大きさを幾つか試してみた結果、横60㎜×縦85㎜×厚さ0.08㎜のチャック付ポリ袋を使用することに決定しました。
もう一つ、横70㎜×縦100㎜×厚さ0.08㎜の物と悩みましたが、縦が短い方が物を出し入れしやすいと考えました。
できれば横長の袋があればよかったのですが、どうやら縦長の製品しか売られていません。
RYUGIのシングルフックストッカーⅡの内袋と大きさを比較してみました。
今回使用するチャック付ポリ袋は、縦はほぼ同じ長さで、横幅が若干短いサイズです。
購入した物
外側の入れ物は、今まで使用してきたアブガルシアのEVAタックルボックスS(幅22㎝×奥行12㎝×高さ13㎝)を流用します。
新しく購入した物は3点
- ㈱ジャパックス VGB-8チャック付ポリ袋 ヨコ60×タテ85×厚み0.080㎜ 200枚 税込\431
量が多いがだいたいこれくらいの数量で売られている - サンノート㈱ プラカードリング 25㎜ 12個 税込\378
袋を種類別にまとめるために使う
6色あるから色で分類できる
スチール製は錆びるためプラスチック製 - カール事務機㈱ SD155 1穴パンチ 穴径5.5㎜ 税込\497
袋にカードリングを通すための穴を開けるパンチ
です。
作業
チャック付ポリ袋へ小物を入れて終わり、ではありません。
使い勝手を高めるために一手間、二手間を掛けます。
袋に穴を開ける
チャック付ポリ袋にカードリングを通すための穴を開けます。
チャックの上、左上隅に穴を開けました。
穴の位置を同じにするため、まずは適当な大きさの台紙を作成します。
台紙の穴を開けたい位置に×印を記入します。
(左端から6㎜、上から9㎜の位置に×を記入しました)
ポリ袋に台紙を当てて、×の位置にペンで印を付けます。
穴開けパンチを裏返して使用することで、位置を確認しながら穴開けができます。
パンチの穴中央にポリ袋に付けた印をあわせることで、毎回同じ位置に穴を開けることができます。
素材が紙ではなく柔らかいため、なかなかパンチでスムーズに穴が空きません。
微妙につながって残った部分をハサミで切るなり、手で引き千切るなりの一手間が必要です。
製品の説明を入れる
フック、ジグヘッド、シンカー、スナップ等の小物、袋へ何を入れるにしても、メーカーや品番、サイズなどが分かるようにする必要があります。
品物を購入したときに入っていた、説明の書かれた台紙等をチャック付ポリ袋の中へ入れます。
ここで横60㎜という袋の大きさが微妙なのです。
製品に添付されている説明の台紙は、だいたい横60㎜程度のサイズです。
ギリギリ入らないサイズが多く、袋の中へ入れるには1~2㎜くらいカットする必用があります。
台紙の左右をハサミでチョキチョキしてスリムにして、さらに角を落として入れやすいようにします。
袋のサイズを横70㎜×縦100㎜×厚さ0.08㎜にすれば、この台紙サイズ調整作業が省略できます。
出し入れのしやすさを優先するか、初期作業を楽にするか、考え方が分かれるところでしょうか。
なお、この説明書きの台紙を入れることで解決した別の問題があります。
ポリ袋は素材が柔らかくて、タックルボックスの中に立てて入れられないのでは?という疑問が無事解消しました。
台紙の硬さが役立ちます。
説明の台紙が入っていない製品もあります。
そのような製品は、パッケージに説明が印刷してあったり、説明がシールで貼られていたりします。
そのような物は、シールを剥がしたり、パッケージその物を適当な大きさにカットします。
袋の中に説明が掛かれた物を入れ、それからフック等の品物を袋へ入れます。
気休めかも知れませんが、フックなど錆びる物であれば錆止めシートも同封します。
カードリングでまとめる
小物のグループ分けをしてグループごとに袋をカードリングでまとめます。
スチール製のリングの方が一般的であり強度もあるのですが、錆を考慮するとプラスチック製一択になります。
チタン製というリングもありますが、リング開閉の容易さを考えるとやっぱりプラスチックに落ち着きました。
リングの内径は25㎜です。
30㎜では大きすぎると思います。
20㎜も考えましたが、グループの袋数が多くなるとちょっと小さいのではと思いました。
まとめ方は人それぞれでしょうか。
オフセットフック、マス針などの種類でまとめて、その中でサイズやメーカーなど規則をきめて並べるといいでしょう。
統一感のあるタックルボックスに
手間を掛け、チャック付ポリ袋へ入れ、分類してまとめたものをタックルボックスに収納したらこうなりました。
アブガルシアのEVAタックルボックスSを使うと、3列に並べるとピッタリ収まります。(写真①)
写真②は、真ん中にRYUGIのシングルフックストッカーⅡを入れてみました。
1列あたりは、35袋くらいは無理なく入れられます。
ワームフックなどの厚みがない物だけなら、40袋でも余裕です。
製品をパッケージのまま分類し、リングで束ねて入れるのも簡単でいいかも知れません。
ただ、メーカーが違うとパッケージのサイズが微妙に異なり、どうしてもゴチャゴチャします。
きれいに整理しておくことで、なくなりそうな小物の管理もスムーズにできそうな気がします。
多少の手間は掛かりますが、お金はほとんど使いません。
なんとなくいい事したような気になりました。
気持ちよく新年が迎えられそうです。
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