ハミンバードの魚探ヘリックスメガシリーズには、SDカードスロットが2つ付いています。
そのカードスロットの使い方についてです。
SDカードの取扱
ハミンバード魚探ヘリックスのSDカードスロットは、魚探本体の電源を入れたままで、特別な操作なしにSDカードの抜き差しが可能です。
これはかなり重要なことですが、どこにも書いてありません。
パソコンの場合、記録メディアを取り出すには、安全に取り外すための操作をしないと、データが破損する可能性があります。
ハミンバード魚探の代理店、岡田商事㈱へ問い合わせをして、SDカードを取り出すために魚探の電源を落とす必要がないことを確認しました。
SDカードの2枚差し
ハミンバードの魚探ヘリックスで使用するための、SDカードメディアは2つあり、それぞれの使い方については、既出の記事でお話しました。
HOT MAPS JAPANとAUTO CHART Zero Line MSD(ゼロラインカード)です。
ヘリックスにはSDカードスロットが2つあるので、両方のカードを同時に使用することもできます。
2枚差すことで、ちょっとした味のある使い方が可能となります。
表示データの選択
2種類のカードを、同時にヘリックスのSDカードスロットに差し込むと、表示するデータを選択することになります。
以下の説明は、スロット左側にHOT MAPS JAPANを、右側にゼロラインカードを差した場合です。
①『メニュー』ボタンを2回押して、メインメニューを開く
②カーソル左右ボタンで、『チャート』タブを選択する。
③カーソル上下ボタンで、『マップのソース』項目を選択する。
④カーソル左右ボタンで、使用するマップを選択する。
『自動』を選択するとゼロラインカードを、『チャートカード(左)』を選択するとHOT MAPS JAPANを表示します。
『自動』を選択すると、ゼロラインカードだけを差した場合と何の変わりもありません。
そこで、『チャートカード(左)』を選択して、HOT MAPS JAPANを表示させます。
2枚差しのメリット
HOT MAPS JAPANを表示させると、次のような画面になります。
まずは、オートチャートライブ使用前の湖沼図データ。
これが、オートチャートライブでマップを作成すると、等深線データを上書きして表示するようになります。
つまり、画面上にHOT MAPS JAPANの湖沼図データと、ゼロラインカードに保存したオートチャートライブのデータを、同時に表示することが可能となります。
このように、スロットに2枚差しで利用すると、湖底に変化のあるエリアを、HOT MAPS JAPANの湖沼図データで確認しながら、オートチャートライブでより詳細なマップを作成することができるのです。
私の場合、琵琶湖の南湖でSDカード2枚差しで使用しています。
オートチャートライブを使用するエリアを選定するのに役立っていますが、他の湖で釣りをする予定は無いので、オートチャートライブでマップを作り終わってしまうと、HOT MAPS JAPANは不要となります。
確かに便利ですが、釣りをする湖が限られている場合は、2万円を追加で支払ってまでHOT MAPS JAPANを購入する価値があるかは、微妙でしょうか。
その他
SDカードスロットは、魚探のファームウェア更新や、ウエイポイントデータの外部出力などにも使用します。
その詳しいやり方については、また別の記事で説明したいと思います。
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