真冬の防寒対策を考える その3(グローブ)

ウェアー、小物、他

今回は、防寒対策の最後の難関、グローブについて掘り下げます。

指先カットグローブ

釣りには、ラインを結ぶという行為が伴います。
コンマ何ミリという細いラインを結ぶのは、手袋をしたままではほぼ不可能です。

しかし、極寒の状況下で、ラインを結び替えるためにグローブを外すのは、短時間であっても苦痛であり面倒です。

それを解消するために考案されたのが、指先をカットしたグローブです。
ラインを結び替えるために使う3本の指、親指、人差し指、中指の指先をカットしたグローブが、釣り用の防寒グローブとして販売されています。

この場合、その3本の指先は常に外気にさらされることになります。
販売されているということは、需要があるからなのですが、皆さん本当に冷たさに耐えられているのでしょうか。

私は耐えられません。
それゆえに、単純に指先をカットしたグローブは使用しません。

指先カットグローブで問題ない人は、これ以上読む必要はないと思います。

指先を出し入れできるグローブ

防寒のために、単純に指先を切り落とすのではなく途中に切れ込みを入れて、必要なときだけ指先を出せるグローブがあります。
私が使っているのは、このタイプのグローブです。

ラインの結び替え等の細かい作業をするときにだけ指先を出して、それ以外は指をしまって寒さから保護します。
フルカバーのグローブに比べると、指先を出し入れする切れ目から寒気や水が浸入して冷たいのですが、指先が無い物よりはよっぽどましです。

問題は、このタイプのグローブが入手困難なことです。

そもそもメーカーによっては作っていないところもあります。
作っていても在庫が豊富ではないようで、売り切れで購入できないこともあります。

そのためフルカバーのグローブを購入して、自分で切り込みを入れてみたりもしました。
また、指を出した後のグローブの指先が邪魔になることがあり、少し工夫も必要です。

以下に、実際に使用したグローブについての、使い勝手等を記載します。

モンベル/ネオプレン フィッシンググローブ

恐らくこれが、最も安価で入手もし易い、指を出し入れできるグローブです。

チタンコーティングなどは無く、単純な2.5㎜厚のクロロプレン製です。
内側の生地の滑りが良く、着脱は容易です。
手首が短めで、手首からの浸水には弱いです。
生地が厚めで感度は鈍くなりますが、ギリギリでミドストも可能です。

素材に柔軟性があり、指を出したときに、指先を折り返すことができます。
(グローブの指先が、結構ラインに引っ掛かったりするので、これは重要です)

指先を折り返した状態

購入後は、折り返しのくせを付けておくことをお勧めします。

価格は2,600円に消費税。
モンベルのオンラインショップを利用すれば、在庫も豊富です。

難点は、気温5度を下回るくらいの極寒時は、指先が冷たくなることです。
より暖かいグローブを探す旅が、ここから始まりました。

アクアラング/ダイビンググローブ 3㎜ サーモグローブ

名前のとおり、ダイビング用のグローブです。

ダイビング用グローブ アクアラング 3㎜サーモグローブ
ダイビング用グローブ アクアラング 3㎜サーモグローブ

3㎜厚のクロロプレン製です。
フルカバーのグローブなので、親指、人差し指、中指の内側第一関節あたりに切れ込みを入れて、指を出せるようにしました。
着脱は容易で、手首は長く、ベルクロのバンドでしっかりと止められます。

指先を折り返して止められるように、指の甲側に接着剤でベルクロテープを貼り付けました。
(両面テープではすぐに剥がれます)

生地が3㎜と厚くゴワゴワ感は否めません。
感覚が鈍くなり、ミドストをするのは無理です。
巻物とかなら使えます。

そして、これだけ生地が厚くても真冬には指先が冷たくなります。
感度が悪くて防寒も不十分、ということで今では使用していません。

リバレイ/タイタニュームグローブ5F

メーカー名が㈱双進で、リバレイはそのブランド名になるのでしょうか。

リバレイ/タイタニュームグローブ5F

生地はクロロプレン1㎜厚。
タイタニュームαが使用されています。
5本指タイプを購入して、親指、人差し指、中指の内側を自分で切って、指を出せるようにしました。

タイタニュームαとは、チタン合金を特殊コーティングをしたラバー素材で、保温力がアップします。
薄い生地の割に暖かいのですが、真冬の寒さでは指先が冷たくなります。

生地を伸ばしながら着脱するタイプで、フィット感が高い代わりに着脱に手間がかかります。

生地が薄くて感度は良好です。
その分耐久性に劣り、1シーズン使用するとボロボロになります。

シマノ/パールフィット3カバーグローブ

今シーズン新しく購入したグローブです。

シマノ/パールフィット3カバーグローブ

生地はタイタニュームαを使用したクロロプレン製。
厚さは明記されていませんが、恐らく1㎜。
3本指を出し入れできるタイプ。

着脱時に生地を伸ばす必要はなく、パールフィットと呼ぶ滑らかな加工がしてあり、着脱は容易です。
生地が薄く感度は良好です。

Sサイズの製造が無いためMサイズを購入したのですが、若干指先が余ります。

指を出した時にグローブの指先を折り返せるように、人差し指と中指の甲側にベルクロテープを貼り付けました。

ベルクロテープを貼り付け

保温については、やはり真冬には指先が冷たくなります。

番外編 オーバーグローブ

バスボート走行時は防寒用として、グローブの上からオーバーグローブを装着しています。

ミトンタイプのフリーサイズで、手首を締める紐が付いています。
手の小さい私にはかなりブカブカで、紐で締めてもすぐに脱げそうになります。
細かな作業には不向きで、エンジンのトリム操作もやりにくくなります。

防寒対策としては満足しています。
高速でボートを走らせても、オーバーグローブをすれば指先は冷たくなりません。

まとめ

今シーズンは、モンベルとシマノのグローブを交互に使用しています。
洗うとすぐに乾かないので、乾燥中はもう一方を使う感じです。

いまのところ、真冬の指先の防寒と、ラインを結ぶ操作性を両立させるだけのグローブは、世の中に存在しません。

防寒のためには、手袋にもレイヤリングを取り入れるべきでしょうが、そうすると指先を出すことは不可能です。

  • 冷たいのをギリギリまで我慢する。
  • 耐えられなくなったら、携帯カイロで指を温める。
  • 回復したら釣りを再開する。

これが唯一の解決策でしょうか。
ちなみに、携帯カイロはノーマルの物ではなく、”極熱”等(メーカーによって呼び方が違う)の高温になるタイプを推奨します。

私は使い捨てカイロではなく、ハクキンカイロをメインで使っています。
ベンジンを注入するため手間が掛かり、匂いもしますが、より高温で持続性があります。

使い捨てカイロ、ハクキンカイロのどちらも水に弱く、濡れると化学反応が止まって温度が低下するのが悩みです。

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