AUTO CHART Zero Line MSD(その2)

AUTO CHART Zero Line MSD パッケージバスボート

今回は、ハミンバードの魚探ヘリックスシリーズを2台以上使用して、等深線マップデータを保存するためのAUTO CHART Zero Line MSD(ゼロラインカード)も2枚以上使用する場合の、注意点などについてです。
ゼロラインカードの基本的なことについては、前回の記事を参照してください。

問題点

ヘリックスシリーズの魚探は、バスボートのバウとコンソールに1台ずつ設置していても、オートチャートライブ(等深線マップ作成機能)のデータはネットワークで共有できない仕様です。
そのため、同じマップデータの入ったゼロラインカードを、2台の魚探で同時に2つ作ることはできません。

そこで、当初私がとったのは、1枚のゼロラインカードを差し替えて利用するという方法でした。
マップの作成と記録はコンソールの魚探で行い、釣りの際にはゼロラインカードをバウの魚探に差し替えて、そのデータを利用します。

しかし、このようにゼロラインカードを頻繁に抜き差しすることで、ある問題が生じました。
記録データの破損です。

ゼロラインカード内に記録されているデータが破損し、オートチャートライブのデータをゼロラインカードに記録できなくなる、という症状が多発しました。

パソコンで直接ファイルを操作することで、再び記録できるようにはなるのですが、現場で記録できなくなるのは困りますし、復旧作業も面倒です。

複数枚使用する

ある程度マップデータが蓄積されたということもあるのですが、今ではゼロラインカードを2枚所持して、バウとコンソールの魚探それぞれに差しっぱなしで使っています。

こうすることで、カード内データの破損という問題からは解放されました。

ただ、2台のヘリックスでオートチャートライブのデータを共有できないという、根本的な問題は変わらないため、カードの運用には工夫が必要です。
具体的には、以下のとおりです。

  1. マップの作成は、コンソールの魚探のみで行う。
  2. その日作成したマップを参照しながら釣りをするのは諦める。
  3. 新規作成したマップデータは、次回釣行までにバウのカードにコピーする。

バウとコンソールそれぞれの魚探でマップを作成してしまうと、マップデータが入り乱れて収拾が付かなくなります。
そこで、マップの作成は、コンソールの魚探に限定します。

当然ですが、その日作成したマップデータを、バウの魚探では見ることができません。

また、バウのゼロラインカードに新規マップデータを反映させるため、毎回釣行後はデータのコピー作業が必要となります。

データのコピー

コンソールの魚探で作成したマップデータを、別のゼロラインカードにコピーする具体的な方法について説明します。

元になるマップデータが、パソコンにバックアップしてあることを前提に、話を進めます。
バックアップのやり方は、前回の記事を参照してください。

新しいゼロラインカードを追加で購入したとき

新規のゼロラインカードに、既存のデータをコピーする方法です。

パソコンに保存してある最新のバックアップデータから、ファイルを全て選択してコピーし、新しいゼロラインカードの『ACDATA』フォルダに貼り付けます。

バックアップデータ

ゼロラインカードのフォルダ一覧

こうすることで、同じデータの入ったゼロラインカードが2つ出来上がります。

新たにマップデータを追加記録したとき

コンソールの魚探でオートチャートライブを追加記録した場合に、バウの魚探で使用しているゼロラインカードに追加のマップデータをコピーする方法です。

コンソールの魚探で使用してるゼロラインカードをカード①、バウの魚探で使用しているゼロラインカードをカード②として説明します。

カード①のデータを丸々カード②のデータに置き換えるという方法も考えられますが、記録媒体としてのSDカードの特性上、あまり頻繁にデータの書き換えを行うと、SDカード自体の寿命によってカードが使用不能となる恐れがあります。
1つ2万円するゼロラインカードを、短い期間で買い替えることはなるべく避けたいものです。

そこで、カード①に追加で記録されたデータファイルだけを選択して、カード②にコピーするという方法をとります。

  1. データのバックアップは、必ずカード①のデータで行います。
  2. 最新のバックアップデータと前回のバックアップデータを比較します。
    「更新日時」の新しいものが上に来るように並び替えをして比較して、前回よりも日時が新しいデータが、コピーすべきファイルです。
  3. 追加されているデータファイルをコピーして、カード②の『ACDATA』フォルダに貼り付けします。
    貼り付ける際に、同じ名称のファイルがあった場合は、上書きします。
    (通常は、『INDEX.AIC』ファイルを上書きしますが、釣行中に魚探でデータの修正などをした場合は、そのファイルも上書きすることになります。)

まとめ

ハミンバードの魚探を3台以上使用する場合でも、オートチャートライブを記録する魚探をどれか1台に限定すれば、今回の方法で運用することができます。

その日記録したマップデータをどうしても釣りで利用したい場合は、カードを差し替えることで利用可能です。

ただし、カードの抜き差しが多くなると、その分データの破損リスクが伴うことを覚悟してください。
また、雨の日にカードを抜き差しすることは、魚探そのものの故障にもつながりかねないため、あまりお勧めできません。

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