タックルレビュー シマノ 16 ヴァンキッシュ2500HGS

シマノのスピニングリール、ヴァンキッシュ2500HGS タックル、テクニック

シマノのリール、『16 ヴァンキッシュ2500HGS』のレビューです。

まずは、スペックから。
ギア比:6.0
最大ドラグ力:4.0㎏
重さ:180g
スプール(径/ストローク):46.5/14.5㎜
糸巻量:1号-110m
最大巻上長:88㎝
ハンドル長:55㎜
購入価格:40,961円(税込)

シマノのスピニングリールの中で、軽量・コンパクトな低慣性ローターが生み出す『巻出しの軽さ・優れたリーリング感度』を特徴とする、クイックレスポンスシリーズのフラッグシップモデルです。

ギア比
ヴァンキッシュの2500番シリーズには、スプール径やギア比の異なる、4タイプのモデルがあります。スプール径を小さくして軽量化を図った、型番の頭にCの付くものと、ノーマルなもの、それぞれにギア比の違う2モデルです。

2500HGSは、スプール径がノーマルなものの高ギア比バージョンです。単純にギア比で比較すると、C2500XGSというモデルが6.4で最も高いのですが、スプール径の差で、この2500HGSがハンドル1回転あたりの巻上量は最大です。

私の場合、スピニングタックルは、フィネス系ライトリグの使用を前提としています。よって、糸ふけを素早く巻き取りできる高ギア比のものを選択しました。理想としては、更にギア比が高いモデルを作ってくれるのを期待します。

ドラグ力
ヘビーカバーでの使用は想定していません。使用するライン(PE1号、20lb程度)に対しては、十分な強さがあります。調整も細かくでき、滑り出しもスムーズです。

重さ
同じ2500番台で比較すると、ダイワのイグジストフィネスカスタム(160g)、アブガルシアのレボエムジーエクストリーム(170g)よりは重いですが、180gという自重は、十分に軽いと思います。

スプール、糸巻量、大きさ
PEラインの1号や0.8号を使用するのであれば、1号を110m巻ける2500番台は、丁度いい大きさです。
ただし、使用するラインを60~70m巻ければ、実用十分だと考えられるので、タックルの軽量化を図るために、一つ下の2000番台を選択するのもありだと思います。

剛性
軽量化が図られていますが、剛性は確保されています。ガタツキなどは感じられず、巻上もスムーズで、釣りに集中できます。ステラを使用したことがないので、比較はできませんが、ストレスなく使用できるリールです。

飛距離
スピニングリールはリールの性能が飛距離に影響することはほとんどありませんが、スプール径やストロークの違いは飛距離に影響します。同じヴァンキッシュの2500番シリーズで比較した場合、スプール径の小さい、型番の頭にCが付くモデルよりは、ノーマルなCの付かないモデルの方が、飛距離が出るはずです。

その他
スプールを外すときに、ドラグのネジを緩めるのですが、ネジは完全に外れているのにスプールがなかなか外れないときがあります。

総合評価
軽さ、剛性感、巻き心地、ドラグ性能など、高いレベルでバランスの取れたリールだと思います。
欠点としては、価格がやや高いことでしょうか。

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