前回は、ライブスコープを導入しようと思ったきっかけについてでした。
その続き、魚探の機種選定などについてです。
代替機の貸し出し
ハミンバード魚探の正規代理店、岡田商事㈱が発行する保証書をよく読んでみると、魚探修理の際には代替機を貸し出すと書いてあります。
これはライブスコープを導入することに決めた後に気が付きました。
そもそも今回の話の発端は、「魚探修理中に魚探が使えなくて困る」から出発しています。
代替機が使えるのであれば、この話は無かったことになります。
結論から言うと、岡田商事㈱には「貸し出すことのできる代替機は今ありません」ということで、代替機使用による問題解消とはいきませんでした。
魚探1台体制に
検討を始めた時点では、コンソールの魚探は故障しながらも、使用不能にはなっていませんでした。
魚探2台を使い続けながら、ライブスコープを追加し、それから故障しているハミンバード魚探を修理に出す計画でした。
ところが、とうとう故障していた魚探が起動しなくなってしまいました。
ライブスコープ購入前に、魚探1台体制に突入です。
「魚探1台で釣りになるのか」と心配していたことが現実となりました。
当面は魚探1台で釣りをするしかありません。
バウに魚探を残して、移動するときはコクピットからバウ魚探のGPS画面を見ることにします。
こんな感じで、かなり小さくてよく見えません。
厳しい状況ではありますが、「修理に出す魚探が戻ってくるまで我慢してライブスコープは諦める」という手段も頭の中によぎります。
完全版か簡易版か
このような後日談がありつつも、既にライブスコープ導入計画は動き始めてしまいました。
そう簡単に途中で止められず、具体的な検討が始まります。
ライブスコープには、完全版と簡易版があります。
視野角 | ブラックボックス | コスト | |
完全版 | 135° | 必用 | 高い |
簡易版 | 30° | 不要 | 安い |
視野角(ライブスコープで写せる角度)がかなり異なり、費用も大きく変わります。
時々ライブスコープも見れたらいいな、くらいの使い方なら簡易版でもいいのでしょう。
ただ、今回はライブスコープの常時運用を考えているので、やはり完全版を選択します。
本体の選定
続いて、魚探本体の選定作業です。
ガーミンの魚探はラインアップが豊富で、どれを選んだらいいのか決めるのが大変です。
大前提として、ライブスコープが使えるモデルとなり、二つのシリーズに絞られます。
GPSMAPかECHOMAPシリーズです。
GPSMAPシリーズは最上位機種で、機能が豊富で処理速度が速く大画面のモデルも用意されています。
ECHOMAPシリーズはその次に該当する機種で、若干性能が劣ります。
- CPUの性能
- 画面の解像度、大きさ
- 各種機能
- ネットワーク性能
- 入出力系統
これらの違いによって、シリーズ内でさらに細分化されたモデルが多数存在します。
そこで、自分にとってどのような機能が必要なのかを考えます。
画面の大きさ
これはかなり重要な部分です。
画面が大きくなると解像度が上がり、表示される情報量も増えます。
目がいいから小さい画面でも大丈夫とはなりません。
より細かく表示させるためには大きな画面が不可欠です。
ただし、画面の大きさはそのまま価格に反映します。
また、設置スペースも考える必要があります。
現実的な価格で、可能な限り大きなサイズということで、画面の大きさは12inとすることに決めました。
機能
ガーミンはライブスコープ専用で考えているため、基本的にはライブスコープが使えれば他の機能は不要です。
ライブスコープを使用中は、2D魚探やサイドイメージ、ダウンイメージはほとんど使わないという話もあるようです。
魚探機能は無くてもかまいません。
ただし、GPSを表示させるハミンバードの魚探が、今回のように故障で使用不能となった場合を考えると、GPS機能は必用です。
タッチスクリーン機能はあると便利ですが、無ければ困るというものではありません。
GPSMAP1222
検討の結果、候補に挙がったのがGPSMAP1222というモデルです。
このモデルの特徴は、
- 12inディスプレイ
- キーパッドによる操作
- GPS機能
- 魚探回路なし
- ネットワークポートによるライブスコープシステムの接続
などです。
12in画面を備えたライブスコープ用の魚探で、最も価格が抑えられたモデルになります。
なお、将来的な拡張性として、魚探回路のあるGPSMAPモデルとネットワークで接続することで、魚探情報を表示することが可能となります。
<その3へ続く>
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